日商簿記3級 予想問題「簿記ナビ模試」第1問(仕訳問題)の解説

第1問 仕訳を制する者が簿記3級を制する!バッチリ対策して満点を狙いましょう。

 簿記3級の第1問では毎回、仕訳が15問出題されます。

 基本的な内容を問う問題が多いので、合格するためには最低でも36点(15問中12問)以上は取っておきたいところです。

 簿記検定ナビで無料配布している仕訳対策教材や、市販の仕訳教材・アプリなどを使って万全の対策をしておきましょう。

簿記ナビ模試3級の「各問題の難度」と「解答時間の目安」
準備 第1問 第2問 第3問 見直し
簡単 普通 普通
3分 20分 15分 20分 2分


第1問(仕訳問題)の解説

問1 売上取引(前受金)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

模範解答
(借)前受金 300,000
(借)売掛金 400,000 ※1
 (貸)売上 700,000

※1 700,000円-300,000円=400,000円(貸借差額)

 売上取引(前受金)に関する問題です。

 本問は、取引を【手付金による売上取引】【掛けによる売上取引】の2つに分けて考えましょう。

 問題文に「¥ 300,000 はすでに受け取っていた手付金と相殺」とあるので、前受金の減少として処理します。仕訳をパッとイメージできない場合は、まず手付金受取時の仕訳を考えましょう。

参考:手付金受取時の仕訳
(借)現金など 300,000
 (貸)前受金 300,000
解答①(手付金による売上取引)
(借)前受金 300,000
 (貸)売上 300,000

 問題文に「残額は掛けとした」とあるので、残額400,000円(=700,000円-300,000円)を売掛金の増加として処理します。

解答②(掛けによる売上取引)
(借)売掛金 400,000
 (貸)売上 400,000

 以上、①②の仕訳をまとめると解答仕訳になります。

問2 ICカードの入金処理

重要度:★★★ 難度:★☆☆

模範解答
(借)旅費交通費 10,000
 (貸)現金 10,000

 ICカードの入金処理に関する問題です。

 SuicaやPASMOなどのICカードに入金した場合、ひとまず全額を仮払金で処理しておいて、利用した分をその都度、旅費交通費などの適切な勘定科目に振り替える方法が一般的です。

参考:入金時の仕訳(ex.10,000円を入金した場合)
(借)仮払金 10,000
 (貸)現金 10,000
参考:利用時の仕訳(ex.交通費として4,000円を使った場合)
(借)旅費交通費 4,000
 (貸)仮払金 4,000
参考:決算時の仕訳(ex.残高が6,000円の場合)
仕訳なし

 ただし、本問は「当社はICカードに入金したさいに全額を費用計上する方法を用いている」という指示があるので、入金時に全額を旅費交通費で処理しておいて、期末に残高を仮払金に振り替える方法を採用していると判断します。

 よって、ICカードへの入金額10,000円は、全額を旅費交通費で処理します。

解答:入金時の仕訳
(借)旅費交通費 10,000
 (貸)現金 10,000
参考:利用時の仕訳(ex.交通費として4,000円を使った場合)
仕訳なし
参考:決算時の仕訳(ex.残高が6,000円の場合)
(借)仮払金 6,000
 (貸)旅費交通費 6,000
管理人

どちらの方法で処理しても、決算整理後の旅費交通費・仮払金の金額は同額になります。

問3 債権の貸倒れ

重要度:★★★ 難度:★☆☆

模範解答
(借)貸倒引当金 120,000
(借)貸倒損失 30,000 ※2
 (貸)売掛金 150,000

※2 150,000円-120,000円=30,000円(貸借差額)

 債権の貸倒れに関する問題です。

 債権の貸倒れは、債権の発生時期(前期以前or当期)によって処理が異なります。仕訳を考えるさいは、貸倒れた債権がいつ発生したのかを必ず確認しましょう。

  • 前期以前に発生した債権の貸倒れ:前期の決算を通過しているので貸倒引当金の設定対象になっています。よって、この債権が貸倒れた場合は貸倒引当金を取り崩して処理し、不足分があれば貸倒損失で処理します。
  • 当期に発生した債権の貸倒れ:前期の決算を通過していないので貸倒引当金の設定対象になっていません。よって、この債権が貸倒れた場合は全額を貸倒損失で処理します。

 本問は、問題文に「前期に発生した売掛金 ¥ 150,000 が貸し倒れた」「貸倒引当金の残高は ¥ 120,000 である」とあるので、貸倒引当金を全額取り崩したうえで、不足分の30,000円を貸倒損失で処理します。

  • 前期以前に発生した債権
    • 貸倒れた金額<貸倒引当金:全額を貸倒引当金で処理
    • 貸倒れた金額>貸倒引当金:貸倒引当金を全額取り崩し、不足分を貸倒損失で処理(本問)
  • 当期に発生した債権
    • 全額を貸倒損失で処理

問4 固定資産の売却

重要度:★★★ 難度:★☆☆

模範解答
(借)備品減価償却累計額 480,000 ※3
(借)現金 300,000
(借)固定資産売却損 20,000 ※4
 (貸)備品 800,000

※3 @160,000円×3年=480,000円

※4 800,000円-480,000円-300,000円=20,000円(貸借差額)

 固定資産の売却に関する問題です。

 固定資産の売却に関する仕訳は、以下の5ステップで考えると分かりやすいです。

  1. 取得原価を貸方に計上する
  2. 当期の減価償却費を計上する
  3. 前期末の減価償却累計額を計算して借方に計上する
  4. 売却代金を借方に計上する
  5. 貸借差額を売却損益で処理する

 問題文の「事務機器」「取得原価:¥ 800,000」から、取得原価800,000円の備品を売却したことが分かるので、備品を貸方に計上します。

参考:ステップ1(取得原価を貸方に計上する)
 (貸)備品 800,000

 問題文の「4年目の期首に ¥ 300,000 で売却」から、備品を期首に売却したことが分かるので、当期の減価償却費はゼロです。そのままステップ3に進みましょう。

参考:ステップ2(当期の減価償却費を計上する)
 (貸)備品 800,000

 問題文の「3年間使用してきたが、4年目の期首に ¥ 300,000 で売却」から、前期末までに3年分の減価償却費を計上していたことが分かります。3年分の金額を計算して、減価償却累計額を借方に計上しましょう。

  • 1年分の減価償却費:800,000円÷5年=160,000円
  • 3年分の減価償却費:160,000円×3年=480,000円
参考:ステップ3(売却時の減価償却累計額を計算して借方に計上する)
(借)備品減価償却累計額 480,000
 (貸)備品 800,000

 問題文の「 ¥ 300,000 で売却し、代金は現金で受け取った」から、売却代金300,000円を現金で受け取ったことが分かるので、借方に現金を計上します。

参考:ステップ4(売却代金を借方に計上する)
(借)備品減価償却累計額 480,000
(借)現金 300,000
 (貸)備品 800,000

 最後に、貸借差額を固定資産売却損で処理します。

解答:ステップ5(貸借差額を売却損益で処理する)
(借)備品減価償却累計額 480,000
(借)現金 300,000
(借)固定資産売却損 20,000
 (貸)備品 800,000
管理人

固定資産の売却に関する問題は、すべてこの手順で解くことができます。5つのステップを完ぺきに押さえておきましょう。

問5 現金過不足

重要度:★★★ 難度:★★☆

模範解答
(借)旅費交通費 11,000
 (貸)現金 2,000 ※5
 (貸)受取手数料 8,800
 (貸)雑益 200 ※6

※5 580,000円-578,000円=2,000円

※6 10,000円-2,000円-8,800円=200円(貸借差額)

 現金過不足に関する問題です。

 決算において、現金の実際有高と帳簿残高にズレが生じていることが判明した場合、まずは金額のズレを調整します。

 そのうえで、原因が判明したものについては適切に処理し、原因が判明しなかった残り(貸借差額)については雑損または雑益で処理します。

 仕訳は以下の3ステップで考えると分かりやすいです。

  1. 現金の実際有高と帳簿残高のズレを調整する
  2. 原因が判明したものを正しく処理する
  3. 貸借差額を雑損または雑益で処理する

 問題文の「帳簿残高は ¥ 580,000 であるのに対して、実際有高は ¥ 578,000 であった」から、現金の実際有高と帳簿残高に2,000円のズレが生じていることが分かります。

  • 調整前
    • 現金の実際有高:578,000円
    • 現金の帳簿残高:580,000円
    • ズレ(差額)=580,000円-578,000円=2,000円

 現金のズレを調整するさいは「実際有高=帳簿残高」になるように現金の帳簿残高を増減します。本問の場合、帳簿残高のほうが2,000円多いので、同額だけ現金の帳簿残高を減らします。

 決算時に判明した現金過不足の処理のポイントは「現金過不足を使わずにズレを調整する」「帳簿残高を増減して実際有高にあわせる」の2点です。

  • 調整後
    • 現金の実際有高:578,000円
    • 現金の帳簿残高:580,000円-2,000円=578,000円
    • ズレ(差額)=0円
参考:ステップ1(現金の実際有高と帳簿残高のズレを調整する)
 (貸)現金 2,000

 問題文に「旅費交通費 ¥ 11,000 の支払い、手数料の受取額 ¥ 8,800 の記入漏れが判明した」とあるので、記入漏れが判明した旅費交通費と受取手数料を適切に処理します。

参考:ステップ2(原因が判明したものを正しく処理する)
(借)旅費交通費 11,000
 (貸)現金 2,000
 (貸)受取手数料 8,800

 貸借差額を雑益で処理します。

解答:ステップ3(貸借差額を雑損または雑益で処理する)
(借)旅費交通費 11,000
 (貸)現金 2,000
 (貸)受取手数料 8,800
 (貸)雑益 200
管理人

現金過不足は、現金の実際有高と帳簿残高のズレを一時的に調整する勘定科目です。決算でズレを調整する場合には使いません。

問6 貯蔵品の振り替え

重要度:★★☆ 難度:★★☆

模範解答
(借)租税公課 2,000
(借)通信費 4,200
 (貸)貯蔵品 6,200 ※7

※7 2,000円+4,200円=6,200円(貸借差額)

 貯蔵品の振り替えに関する問題です。

 いきなり解答仕訳を考えるのは難しいので、購入時の仕訳→決算整理仕訳→再振替仕訳の順番で考えることをおすすめします。

 収入印紙・郵便切手を購入した場合は、購入代金の全額を租税公課通信費で処理します。

参考:購入時の仕訳
(借)租税公課 ×××
(借)通信費 ×××
 (貸)現金など ×××

 決算において収入印紙・租税公課の未使用分がある場合には、未使用分だけ租税公課・通信費を貯蔵品に振り替えます。

参考:前期末の決算整理仕訳
(借)貯蔵品 6,200
 (貸)租税公課 2,000
 (貸)通信費 4,200

 前期末の決算整理仕訳で租税公課・通信費を貯蔵品に振り替えた場合、当期首において再振替仕訳(貯蔵品を租税公課・通信費に再度振り替える仕訳)を行います。

解答:当期首の再振替仕訳
(借)租税公課 2,000
(借)通信費 4,200
 (貸)貯蔵品 6,200

問7 剰余金の配当

重要度:★★★ 難度:★☆☆

模範解答
(借)繰越利益剰余金 440,000 ※8
 (貸)未払配当金 400,000
 (貸)利益準備金 40,000

※8 400,000円+40,000円=440,000円(貸借差額)

 剰余金の配当に関する問題です。

 株主総会において繰越利益剰余金の処分が行われた場合は、繰越利益剰余金を未払配当金利益準備金に振り替えます。振り替える金額は問題資料からひっぱってきましょう。

  • 株主配当金 ¥ 400,000:未払配当金
  • 利益準備金積立額 ¥ 40,000:利益準備金
管理人

会社法の規定により、配当を行う場合は準備金を一定額に達するまで積み立てる必要があります。

2級では準備金積立額を各自で計算する必要がありますが、3級では問題資料で金額が与えられるため、各自で計算する必要はありません。

問8 増資時の新株発行

重要度:★★★ 難度:★☆☆

模範解答
(借)普通預金 500,000 ※9
 (貸)資本金 500,000

※9 @1,000円×500株=500,000円

 増資時の新株発行に関する問題です。

 増資を行うために株式を新たに発行した場合は、発行価額の全額を資本金に計上します。

発行価額:@1,000円×500株=500,000円

管理人

2級では発行価額の一部を資本準備金とする問題が出題されますが、3級では資本準備金の処理は問われないため「発行価額の全額を資本金とする」と押さえておけばOKです。

問9 損益の振り替え

重要度:★★☆ 難度:★★☆

模範解答
(借)損益 50,000 ※10
 (貸)繰越利益剰余金 50,000

※10 1,000,000円-950,000円=50,000円

 損益の振り替えに関する問題です。

 本問は、問題文の「当期の収益総額は ¥ 1,000,000、費用総額は ¥ 950,000 であった」から、損益勘定が50,000円の貸方残になっていることが分かります。

参考:収益総額と費用総額を損益に振り替える仕訳
(借)収益総額 1,000,000
 (貸)損益 1,000,000
(借)損益 950,000
 (貸)費用総額 950,000
損益勘定

 また、問題文に「この差額を繰越利益剰余金勘定へ振り替える」とあるので、損益勘定の差額50,000円(当期純利益)を繰越利益剰余金に振り替えます。

解答:損益を繰越利益剰余金に振り替える仕訳
(借)損益 50,000
 (貸)繰越利益剰余金 50,000
損益勘定と繰越利益剰余金勘定

 損益の振り替えに関しては、以下のような流れで簡単に処理することも可能です。慣れてきたらこの流れでサクッと解答しましょう。

  • 収益>費用:当期純利益が発生→繰越利益剰余金が増える(貸方)→損益が借方
  • 収益<費用:当期純損失が発生→繰越利益剰余金が減る(借方)→損益が貸方

問10 固定資産の購入

重要度:★★★ 難度:★☆☆

模範解答
(借)土地 7,650,000 ※11
 (貸)当座預金 7,650,000

※11 @15,000円×500㎡+150,000円=7,650,000円

 固定資産の購入に関する問題です。

 本問は、取引を【土地の購入に関する取引】【登記費用に関する取引】の2つに分けて考えましょう。

 問題文に「土地500㎡を1㎡につき ¥ 15,000 で購入し…小切手を振り出して支払った」とあるので、土地の増加および当座預金の減少として処理します。

土地の購入代価:@15,000円×500㎡=7,500,000円

解答①(土地の購入に関する取引)
(借)土地 7,500,000
 (貸)当座預金 7,500,000

 登記費用や仲介手数料など、固定資産を購入するさいに発生する費用(付随費用)は取得原価に含めて処理します。

固定資産の取得原価=購入代価+付随費用

 本問は、問題文に「登記費用 ¥ 150,000 とともに小切手を振り出して支払った」とあるので、登記費用150,000円は土地の取得原価に含めて処理します。

解答②(登記費用に関する取引)
(借)土地 150,000
 (貸)当座預金 150,000

 以上、①②の仕訳をまとめると解答仕訳になります。

問11 立替金の回収

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

模範解答
(借)現金 100,000
 (貸)従業員立替金 100,000

 立替金の回収に関する問題です。

 立替払いをしたさいに借方に計上した従業員立替金現金に振り替えます。

問12 売上取引(手形)

重要度:★★★ 難度:★★☆

模範解答
(借)支払手形 400,000
(借)現金 100,000 ※12
 (貸)売上 500,000

※12 500,000円-400,000円=100,000円(貸借差額)

 売上取引(手形)に関する問題です。

 本問は、取引を【手形による売上取引】【現金による売上取引】の2つに分けて考えましょう。

 問題文の「代金のうち ¥ 400,000 は以前に当社が振り出した約束手形を受け取り」から、以前に振り出した約束手形を回収したことが分かります。

 この手形の回収により手形代金の支払義務が消滅するため、支払手形の減少として処理します。うっかり受取手形で処理しないように気をつけましょう。

解答①(手形による売上取引)
(借)支払手形 400,000
 (貸)売上 400,000

 問題文に「残額は現金で受け取った」とあるので、残額100,000円(=500,000円-400,000円)を現金の増加として処理します。

解答②(掛けによる売上取引)
(借)現金 100,000
 (貸)売上 100,000

 以上、①②の仕訳をまとめると解答仕訳になります。

管理人

第三者が振り出した約束手形を受け取った場合は受取手形の増加、自分が振り出した約束手形を受け取った場合は支払手形の減少として処理します。混同しないように気をつけましょう。

問13 貸付金の回収

重要度:★★★ 難度:★★☆

模範解答
(借)現金 1,005,000 ※14
 (貸)貸付金 1,000,000
 (貸)受取利息 5,000 ※13

※13 1,000,000円×2%×3か月/12か月=5,000円

※14 1,000,000円+5,000円=1,005,000円(貸借差額)

 貸付金の回収に関する問題です。

 本問は、取引を【元本に関する取引】【利息に関する取引】の2つに分けて考えましょう。

 問題文の「北条商店に対する貸付金 ¥ 1,000,000 を…同店振り出しの小切手で回収した」から、1,000,000円の他人振出小切手を受け取ったことが分かります。

 簿記では通貨(硬貨・紙幣)だけでなく通貨代用証券(=すぐに現金に交換できるもの)も現金として取り扱うため、他人振出小切手を受け取った場合は現金の増加として処理します。

  • 簿記上の「現金」
    • 通貨(硬貨・紙幣)
    • 通貨代用証券(他人振出小切手・送金小切手・郵便為替証書)
解答①(元本に関する取引)
(借)現金 1,000,000
 (貸)貸付金 1,000,000

 問題文に「3か月分の利息(月割計算)とともに」「利息は年利2%で計算」とあるので、利息の金額を月割りで計算して受取利息で処理します。

受取利息:1,000,000円×2%×3か月/12か月=5,000円

解答②(利息に関する取引)
(借)現金 5,000
 (貸)受取利息 5,000

 以上、①②の仕訳をまとめると解答仕訳になります。

問14 電子記録債務の支払い

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

模範解答
(借)電子記録債務 300,000
 (貸)当座預金 300,000

 電子記録債務の支払いに関する問題です。

 電子記録債務の減少および当座預金の減少として処理します。

問15 仕入取引(消費税)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

模範解答
(借)仕入 63,000
(借)仮払消費税 6,300
 (貸)買掛金 69,300

 仕入取引(消費税)に関する問題です。

 本問は、取引を【掛けによる仕入取引】【消費税に関する取引】の2つに分けて考えましょう。

 問題文に「代金は月末にまとめて支払う」とあるので、商品代金63,000円を買掛金の増加として処理します。

解答①(掛けによる仕入取引)
(借)仕入 63,000
 (貸)買掛金 63,000

 問題資料の証ひょう(納品書)に計上されている消費税6,300円は、仕入原価に含めずに仮払消費税で処理します。

  • 税抜方式:消費税分を仮払消費税または仮受消費税で処理する
  • 税込方式:消費税分を仕入や売上などに含めて処理する(※簿記2級で学習します)
解答②(消費税に関する取引)
(借)仮払消費税 6,300
 (貸)買掛金 6,300

 以上、①②の仕訳をまとめると解答仕訳になります。

管理人

証ひょうから仕訳を起こす問題は、証ひょうの内容を正確に読み取ることが一番のポイントになります。決して難しい論点ではないので、落ち着いて解答しましょう。



簿記3級の仕訳問題に関するQ&A

自分の解答と模範解答の勘定科目の上下が逆になっていました。不正解になりますか?
 仕訳は上下が逆になっていても正解です。

 例えば、問1の模範解答では借方が「カ・オ」の順番に並んでいますが、「オ・カ」の順番で解答しても構いません。その他の問題も同様です。
借方科目・貸方科目を記号ではなく勘定科目で解答した場合、部分点はもらえますか?
 部分点はもらえません。

 借方科目・貸方科目を記号ではなく勘定科目そのもので解答した場合、金額があっていても不正解になります。

 ネット試験はプルダウン形式の選択肢の中から最も適当な勘定科目を選ぶ形になるため心配はいりませんが、筆記試験は借方科目・貸方科目を自分で書く形になるため注意が必要です。
金額にカンマ(コンマ)を付けないと不正解になりますか?
 不正解にはなりません。

■日商簿記:カンマを付けなくても採点してもらえる
■全経簿記:カンマがないと採点してもらえない(→不正解扱い)

 ただ、実務においてカンマを付けるのは当たり前のことですし、省略したからといって解答時間の短縮にはなりません。むしろ、見直しの時に見にくいだけです。

 このようにカンマを付けないデメリットはあってもメリットはありませんので、金額には必ずカンマを付けましょう。

 なお、ネット試験は3桁ごとに自動的にカンマが挿入される仕組みになっているため、カンマを入力する必要はありません。

ページの先頭へ