第154回日商簿記検定2級・仕訳類題4(外貨建取引)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 海外の取引先から、製品100,000ドルを2か月後に決済する条件で輸入した。輸入時の為替相場は1ドル ¥ 105 であったが、取引の1か月前に「3か月後に80,000ドルを1ドル ¥ 100 で購入する」という為替予約が締結されていたため、この為替予約の分について取引高と債務額に振当処理を行う。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 売掛金
前払金 未収入金 仮払金 買掛金
未払金 売上 仕入 為替差損益

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入 10,100,000 ※1 買掛金 10,100,000

※1 80,000ドル×@100円+20,000ドル×@105円=10,100,000円

解説

 外貨建取引に関する問題です。

 問題文の「取引の1か月前に「3か月後に80,000ドルを1ドル ¥ 100 で購入する」という為替予約が締結されていた」から、仕入れた100,000ドルのうち80,000ドルについて為替予約を付していたことが分かるので、為替予約時の先物為替相場(@100円)で円換算額を計算します。

解答①(80,000ドル分の仕入処理)
(借)仕入 8,000,000 ※1
 (貸)買掛金 8,000,000

※1 80,000ドル×@100円=8,000,000円

 残りの20,000ドルについては為替予約を付していないので、輸入時の直物為替相場(@105円)で円換算額を計算します。

解答②(20,000ドル分の仕入処理)
(借)仕入 2,100,000 ※2
 (貸)買掛金 2,100,000

※2 20,000ドル×@105円=2,100,000円

 以上、①②をまとめると解答仕訳になります。

 外貨建取引に関する問題は、第147回の問2第148回の問5第152回の問4でも出題されています。あわせてご確認ください。

管理人

本問のように、代金の一部についてのみ為替予約を付していた場合は「為替予約時の先物為替相場」と「輸入時の直物為替相場」の両方を使って円換算額を計算します。



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