第153回日商簿記検定3級・仕訳類題3(売上取引)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 注文を受けていた商品 ¥ 1,000,000 を引き渡し、代金のうち ¥ 400,000 は信販会社が発行した商品券で受け取り、残額は掛けとした。また、現金で支払った先方負担の発送費 ¥ 10,000 は立替金で処理することにした。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 売掛金
立替金 未収入金 受取商品券 買掛金
前受金 売上 仕入 発送費

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
受取商品券
売掛金
立替金
400,000
600,000
10,000

※1
売上

現金
1,000,000

10,000

※1 1,000,000円-400,000円=600,000円

解説

 売上取引に関する問題です。

 本問は、取引を【売上に関する取引】【先方負担の発送費に関する取引】の2つに分けて考えましょう。

 問題文に「商品 ¥ 1,000,000 を引き渡し、代金のうち ¥ 400,000 は信販会社が発行した商品券で受け取り、残額は掛けとした」とあるので、商品券で受け取った400,000円は受取商品券の増加として処理し、残額の600,000円(=1,000,000円-400,000円)を売掛金の増加として処理します。

解答①(売上に関する取引)
(借)受取商品券 400,000
(借)売掛金 600,000
 (貸)売上 1,000,000

 商品の発送費や配送費用など、商品を売り上げたさいに発生する費用(付随費用)を売上諸掛りといいます。

 本問は、問題文の「現金で支払った先方負担の発送費 ¥ 10,000 」から、先方(得意先)負担の売上諸掛りを立て替えて支払ったことが分かります。

 なお、得意先負担の売上諸掛りには「立替金で処理」と「売掛金に含めて処理」の2パターンの処理方法がありますが、問題文に「立替金で処理することにした」とあるので、立替金で処理します。

  • 仕入諸掛り
    • 当社負担:仕入原価に含めて処理
    • 仕入先負担:立替金で処理or買掛金から差し引いて処理
  • 売上諸掛り
    • 当社負担:発送費などで費用処理
    • 得意先負担:立替金で処理or売掛金に含めて処理
解答②(先方負担の発送費に関する取引)
(借)立替金 10,000
 (貸)現金 10,000

 以上、①②の仕訳をまとめると解答仕訳になります。

管理人

仕入諸掛り・売上諸掛りは、第1問だけでなく第2問以降でもよく問われる論点です。上記の4つのパターンを完ぺきに押さえておきましょう。



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