仕訳問題(類題)
重要度:★★★ 難度:★☆☆
平成30年4月1日、リース会社から業務用プリンタをリースする契約を締結し、同日からリース取引を開始した。リース期間は5年、リース料は年間 ¥ 50,000(毎年3月末払い)、リースする業務用プリンタの見積現金購入価額は ¥ 220,000 である。なお、当社の決算日は3月31日である。また、このリース取引はファイナンス・リース取引であり、利子込み法で会計処理を行う。
勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。 | |||
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現金 | 普通預金 | 当座預金 | 前払金 |
リース資産 | 備品 | 減価償却累計額 | 未払金 |
リース債務 | 減価償却費 | 支払リース料 | 支払利息 |
解答仕訳
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | ||
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リース資産 | 250,000 | ※1 | リース債務 | 250,000 |
※1 @50,000円×5年=250,000円
解説
リース取引に関する問題です。
本問は、問題文に「このリース取引はファイナンス・リース取引であり、利子込み法で会計処理を行う」とあるので、業務用プリンタのリース料総額250,000円(=@50,000円×5年)をリース資産・リース負債で処理します。
- リース取引開始時に計上するリース資産・リース債務の金額
- 利子抜き法:見積現金購入価額
- 利子込み法:リース料総額(見積現金購入価額+利息相当額)
(借)リース資産 250,000
(貸)リース負債 250,000
(貸)リース負債 250,000
利子抜き法による場合の仕訳
仮に、利子込み法ではなく利子抜き法により処理する場合は、見積現金購入価額220,000円をリース資産・リース負債で処理します。解答仕訳とあわせてご確認ください。
(借)リース資産 220,000
(貸)リース負債 220,000
(貸)リース負債 220,000
リース取引に関する問題は、第147回の問4や第154回の問1でも出題されています。あわせてご確認ください。
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