仕訳問題(類題)
日本侍百貨店は、中田商店に商品 ¥ 180,000 を売り渡し、代金のうち ¥ 150,000 は他社発行のデパート商品券で受け取り、残額は当社発行の商品券で受け取った。
勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。 | |||
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現金 | 当座預金 | 受取手形 | 売掛金 |
他店商品券 | 商品券 | 当座借越 | 売上 |
解答仕訳
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | ||
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他店商品券 商品券 |
150,000 30,000 |
※1 |
売上 | 180,000 |
※1 180,000円-150,000円=30,000円(貸借差額)
解説
売上取引・商品券に関する問題です。
まず、問題文の「代金のうち ¥ 150,000 は他社発行のデパート商品券で受け取り」から、新たに商品券の額面金額を受け取る権利が発生したことが分かるので、他店商品券勘定を150,000円増額します。
(借)他店商品券 150,000
(貸)売上 150,000
(貸)売上 150,000
また、問題文の「残額は当社発行の商品券で受け取った」から、以前に発行した商品券の額面金額を支払う義務が消滅したことが分かるので、商品券勘定を30,000円(=180,000円-150,000円)減額します。
(借)商品券 30,000
(貸)売上 30,000
(貸)売上 30,000
最後に①②の仕訳をまとめると解答仕訳になります。
商品券に関する問題は、第103回の問4や第104回の問3、第114回の問1、第118回の問5、第120回の問2、第124回の問1、第129回の問3、第145回の問2でも出題されていますが、本問(商品券の授受)と第114回の問題(商品券の精算)が解ければ、簿記3級の商品券対策はじゅうぶんです。
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