仕訳問題(類題)
重要度:★★☆ 難度:★☆☆
決算にさいし、営業用の軽自動車3台(1台あたりの取得原価:¥ 1,000,000 )に対し、生産高比例法により減価償却(記帳方法:間接法)を行った。これらの軽自動車の残存価額は取得原価の10%、見積走行可能距離は100,000kmである。なお、当期の実際走行距離は6,000km、5,000km、4,000kmであった。
勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。 | |||
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現金 | 資本金 | 租税公課 | 車両 |
売掛金 | 当座預金 | 支払利息 | 支払手数料 |
受取手形 | 減価償却費 | 車両減価償却累計額 | 未収入金 |
解答仕訳
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | ||
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減価償却費 | 135,000 | ※1 | 車両減価償却累計額 | 135,000 |
※1 1,000,000円×0.9×6,000km/100,000km+1,000,000円×0.9×5,000km/100,000km+1,000,000円×0.9×4,000km/100,000km=135,000円
解説
固定資産の減価償却に関する問題です。本問は生産高比例法により減価償却を行っているので、利用度に応じた減価償却費を計上します。
- 取得原価1,000,000円×0.9×6,000km/100,000km=54,000円
- 取得原価1,000,000円×0.9×5,000km/100,000km=45,000円
- 取得原価1,000,000円×0.9×4,000km/100,000km=36,000円
54,000円+45,000円+36,000円=135,000円
固定資産の減価償却に関する問題は第104回の問2や第116回の問1、第140回の問5でも出題されていますが、いずれも簡単な問題です。
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