第147回日商簿記検定2級・仕訳類題2(外貨建取引)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 海外の取引先から、商品10,000ドルの代金を2か月後に支払う条件で輸入した。輸入時の為替相場は1ドル ¥ 100 であったが、50,000ドルを2か月後に1ドル ¥ 105 で購入する為替予約が輸入の前に結ばれていたため、この為替予約により振当処理を行うこととした。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
当座預金 売上 未収入金 支払手数料
未払金 普通預金 クレジット売掛金 売掛金
現金 仕入 仕入割戻 買掛金

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入 1,050,000 買掛金 1,050,000

解説

 外貨建取引に関する問題です。

 本問は取引発生時までに為替予約を行っているため、外貨建ての仕入債務(買掛金)は為替予約時の先物為替相場(@105円)で換算します。

10,000ドル×@105円=1,050,000円

参考:為替予約時の仕訳
仕訳なし
解答:取引発生時の仕訳(←本問で問われている仕訳)
(借)仕入 1,050,000
 (貸)買掛金 1,050,000
参考:決算時の仕訳
仕訳なし
参考:決済時の仕訳
(借)買掛金 1,050,000
 (貸)現金など 1,050,000

取引発生後に為替予約を行った場合は?

 仕入時の為替相場(@100円)による買掛金の円換算額と、為替予約時の先物為替相場(@105円)による買掛金の円換算額との差額を為替差損益で処理します。参考までに以下の仕訳をご確認ください。

為替差損益=(@105円-@100円)×10,000ドル=50,000円

参考:取引発生時の仕訳
(借)仕入 1,000,000
 (貸)買掛金 1,000,000
参考:為替予約時の仕訳
(借)為替差損益 50,000
 (貸)買掛金 50,000
参考:決算時の仕訳
仕訳なし
参考:決済時の仕訳
(借)買掛金 1,050,000
 (貸)現金など 1,050,000

 外貨建取引に関する問題は、第148回の問5でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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