第137回日商簿記検定2級・仕訳類題2(試用販売)

仕訳問題(類題)

 内田商会に試用販売のために試送していた商品50個(原価:¥ 10,000 、売価:¥ 18,000 )のうち、30個分について買取りの意思表示があった。残りについてはまだ買取りの意思表示はされていない。なお、同社は、試用販売取引については、試送した商品の原価を試用品勘定を用いて処理しており、売上計上のつど売上原価を試用品勘定から仕入勘定に振り戻している。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 受取手形 売掛金
未収入金 繰越商品 試用品 未払金
前受金 仮受金 試用品売上 仕入

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
売掛金
仕入
540,000
300,000
試用品売上
試用品
540,000
300,000

解説

 特殊商品売買(試用販売)に関する問題です。本問はまず、問題文に「試送した商品の原価を試用品勘定を用いて処理しており」とあるので、得意先に商品を試送したときに、原価の500,000円(=50個×@10,000円)を仕入勘定から試用品勘定に振り替えていることが分かります。

 なお、試用販売は、得意先から買い取りの意思表示があったときに売上を計上します。得意先に商品を試送したときではないので注意してください。

【参考】試送時に切った仕訳
(借)試用品 500,000
 (貸)仕入 500,000

 上記の仕訳を踏まえたうえで、買い取りの意思表示があった30個の仕訳を考えていきましょう。問題文に「売上計上のつど売上原価を試用品勘定から仕入勘定に振り戻している」とあるので、540,000円(=30個×@18,000円)の売上を計上するとともに、売上原価の300,000円(=30個×@10,000円)を試用品勘定から仕入勘定に振り替えます。

【解答】買い取りの意思表示があった12個に関する仕訳
(借)売掛金 540,000
 (貸)試用品売上 540,000
(借)仕入 300,000
 (貸)試用品 300,000

 なお、残りの20個については現時点で買取りの意思表示がされていない(返品もされていない)ので、仕訳を切る必要はありません。

 特殊商品売買(試用販売)に関する問題は、第106回の問1第109回の問1第120回の問1第130回の問5でも出題されています。



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