第128回日商簿記検定3級・仕訳類題3(仕入取引・前払金)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 以前に取引先に注文していた商品 ¥ 100,000 が手元に届いた。なお、同商品の注文にさいしては代金の3割に相当する額を手付金として現金で支払っており、代金の残額は翌々月末に支払うことになっている。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金預金 前払金 仮払金 支払手形
買掛金 未払金 仕入 支払手数料

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入 100,000 前払金
買掛金
30,000
70,000

解説

 仕入取引に関する問題です。この問題は【前払金に関する仕訳】【買掛金に関する仕訳】に分けて考えると分かりやすいです。

前払金に関する仕訳

 問題文に「同商品の注文にさいしては代金の3割に相当する額を手付金として現金で支払っており」とあるので、手付金支払時の仕訳を考えたうえで解答を導き出すと分かりやすいです。

手付金支払時の仕訳(既に切られた仕訳)
(借)前払金 30,000
 (貸)現金など 30,000
解答すべき仕訳…①
(借)仕入 30,000
 (貸)前払金 30,000

 ここで注意していただきたいのは、前払金勘定と仮払金勘定の違いについてです。前払金というのは、なんのためのお金かはっきりしている状態で支払う場合に計上する勘定です。

 一方、仮払金というのは、なんのためのお金か決まってはいないが、とりあえず先に支払う場合に計上する勘定です。

 本問の場合は、問題文に「同商品の注文にさいしては代金の3割に相当する額を手付金として」とあり、なんのためのお金かはっきりしている状態で支払っていますから、前払金勘定で処理します。

買掛金に関する仕訳

 問題文に「代金の残額は翌々月末に支払うことになっている」とあるので、通常の掛け仕入の仕訳をするだけです。

(借)仕入 70,000
 (貸)買掛金 70,000

 上記の①②の仕訳をまとめると解答の仕訳になります。ほとんど同じ問題が第115回の問3でも出題されていますが、どちらも絶対に落としてはいけない問題です。



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