第121回日商簿記検定2級・仕訳類題4(債務の保証)

仕訳問題(類題)

重要度:★☆☆ 難度:★★☆

 債務保証をしていた取引先が、期日に ¥ 6,000,000 の借入金の返済が不能となり、債権者から利息 ¥ 400,000 を含めて返済を求められたので、小切手を振り出して支払った。なお、同社は保証債務については対照勘定を用いて備忘記録をしている。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 未収入金 前払金
仮払金 保証債務 買掛金 未払金
借入金 前受金 仮受金 保証債務見返

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
未収入金
保証債務
6,400,000
6,000,000
当座預金
保証債務見返
6,400,000
6,000,000

解説

 債務の保証に関する問題です。他社の債務を保証した場合、その偶発債務の存在を忘れないようにするために備忘記録をします。本問では問題文に「同社は保証債務については対照勘定を用いて備忘記録をしている」とあるので、債務を保証したときの仕訳をまず考えてみましょう。

【参考】既に切られた仕訳
(借)保証債務見返 6,000,000
 (貸)保証債務 6,000,000

 本問では、取引先の債務を肩代わりして支払ったことにより、債務の保証が消滅しますので、備忘記録の仕訳を相さいします。

解答①
(借)保証債務 6,000,000
 (貸)保証債務見返 6,000,000

 なお、取引先の代わりに債権者に対して返済した金額(6,000,000円+利息400,000円)については、今後、取引先に対して請求することになるので、未収入金勘定を使って処理します。

 また、当該債権は商品の売買に関して発生した債権ではありませんので、売掛金勘定を使わないように注意してください。

解答②
(借)未収入金 6,400,000
 (貸)当座預金 6,400,000

 よって、①②の仕訳をまとめると解答になります。本問はやや難しい部類の問題になるので、分からない場合は後回しにしても構いません。



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