第120回日商簿記検定2級・仕訳類題4(社債の発行)

仕訳問題(類題)

 長野商事株式会社(決算年1回、3月末日)は、4月1日に額面総額 ¥ 20,000,000 の社債を年利率3%(利払い年2回、3月と9月の末日)、償還期限5年、払込金額 @¥ 98.00 の条件で発行し、払込金は当座預金とした。なお、社債発行のための諸費用 ¥ 500,000 については現金で支払った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 別段預金
売掛金 受取手形 前払金 株式交付費
社債発行費 買掛金 支払手形 社債

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金
社債発行費
19,600,000
500,000
社債
現金
19,600,000
500,000

解説

 社債の発行に関する問題です。社債は「社債を社債金額よりも低い価額又は高い価額で発行した場合など、収入に基づく金額と債務額とが異なる場合には、償却原価法に基づいて算定された価額をもって、貸借対照表価額としなければならない」と規定されています。

 よって、発行時に計上すべき社債の金額は「20,000,000円×0.98=19,600,000円」と計算します。

 年利率や償還期限に関するデータは、社債発行時の仕訳を考えるさいにはダミーデータとなるので、惑わされないように注意してください。なお、「社債発行のための諸費用 ¥ 500,000 」については、社債発行費勘定を使って処理しますが、こちらについては特に問題ないと思います。

 社債の発行に関しては、第127回の問4でも出題されています。



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