第119回日商簿記検定2級・仕訳問題1(特殊商品売買・委託買付)

問題

大聖寺商店より、次の買付計算書とともに商品の送付を受けた。

  • 【買付金額】・・・スーツ100着@50,000円=5,000,000円
  • 【買付諸掛】・・・支払運賃および保険料40,000円+保管料60,000円+買付手数料100,000=200,000円
  • 【買付代金合計】・・・買付金額+買付諸掛=5,200,000円
  • 【手付金額】・・・2,200,000円
  • 【差引請求金額】・・・3,000,000円

▼解答・解説へ(ページ下部にジャンプします)

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 受取手形 売掛金
未収金 立替金 減価償却費 満期保有目的債券
貸付金 売買目的有価証券 繰越商品 積送品
未着品 車両 仮払法人税等 支払手形
買掛金 借入金 未払金 前受金
仮受金 修繕引当金 車両減価償却累計額 委託買付
未払法人税等 受託買付 売上 受取手数料
有価証券利息 有価証券売却益 保険差益 仕入
売上原価 支払保険料 修繕費 保管料
租税公課 法人税等 有価証券売却損 未決算

解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入 5,200,000 委託買付 5,200,000

 特殊商品売買の委託買付に関する問題です。委託買付とは、商品の仕入を問屋や商社等の代理店などに委託し、商品代金に手数料を加算した金額をもって仕入れる取引をいいます。委託買付の問題は、前金や手付金を前払いした時の仕訳をイメージすると分かりやすいと思います。

【参考】手付金支払時に切った仕訳
(借)委託買付 2,200,000 (貸)現金など 2,200,000

 委託買付勘定は混合勘定(借方残なら資産、貸方残なら負債)ですので、この場合の委託買付勘定は前払金を意味していると考えれば分かりやすいと思います。

【解答】手付金部分に関する仕訳
(借)仕入 2,200,000 (貸)委託買付 2,200,000
【解答】手付金以外の部分に関する仕訳
(借)仕入 3,000,000 (貸)委託買付 3,000,000

 仕入に伴い、前払金を意味している借方残の委託買付勘定2,200,000円を相殺消去し、不足分についてはそのまま貸方に委託買付勘定を計上してやればOKです。ちなみに、解答の仕訳を切ることによって、委託買付勘定が貸方残になりますが、この場合は買掛金を意味していると考えれば分かりやすいと思います。

 とにかく、日商簿記検定2級の委託買付の仕訳問題は、商品代金と各種諸掛を足し合わせた金額を委託買付勘定を使って処理するだけですので、必ず出来るようにしておいてください。なお、委託買付に関する問題は、第103回の問4でも同じようなパターンで出題されていますので、併せてご確認ください。



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