第116回日商簿記検定3級・仕訳問題2(固定資産の購入・未払金)

問題

 営業用の建物を5,000,000円で購入し、代金は当月末に支払うこととした。なお、仲介手数料100,000円については、小切手を振り出して支払った。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 現金過不足 当座預金 受取手形
売掛金 未収金 前払金 建物
売買目的有価証券 支払手形 買掛金 仮受金
貸倒引当金 前受金 未払金 売上
受取家賃 雑益 固定資産売却益 有価証券売却益
貸倒損失 有価証券売却損 雑損 貸倒引当金繰入
消耗品費 交通費 減価償却費 支払手数料

解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
建物 5,100,000 未払金
当座預金
5,000,000
100,000

 固定資産の購入に関する問題です。この問題のポイントはズバリ「購入原価=購入代価+付随費用」ということが分かっているかどうかです。

 建物だけに限らず、備品や車両などの固定資産を購入した際に、不可避的に発生した費用(付随費用)は取得原価に含めて計算することになりますので、仲介手数料100,000円を取得原価に含めることを忘れないように注意してください。

 ここで仮に・・・建物の購入に際して、購入代金を第三者から借り入れたとします。その際に手数料を支払うケースなんかもあるかと思いますが、これは取得原価には含めません。理由は「建物の購入に当たり不可避的に発生した費用」ではないからです。当該手数料は財務費用(支払手数料勘定など)として費用計上されていくことになります。

 付随費用の原価算入に関するポイントは「固定資産の購入に当たり不可避的に発生したかどうか」という点です。これは「固定資産の購入と直接関係のある費用かどうか」と言い換えることも出来ます。直接関係あれば取得原価に含めて資産計上することになりますし、直接関係のないものであれば、別建てで費用計上することになります。

 なお、商品売買取引以外で発生した債務(本問では5,000,000円)については、未払金勘定を使って処理することになりますので、買掛金勘定を使わないように注意してください。

  • 商品売買取引に伴い発生した債権・債務→売掛金・買掛金
  • 商品売買取引以外で発生した債権・債務→未収金・未払金

 有形固定資産の購入に関する問題は、第100回の問5第101回の問4第106回の問1第109回の問3第113回の問3第118回の問2第123回の問3でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。同じような形式で繰り返し出題されていることがお分かりいただけると思います。



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