第116回日商簿記検定2級・仕訳類題5(銀行勘定調整表)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 決算にさいし、銀行の当座預金口座の残高と、当社の当座預金勘定残高の確認をしたところ、¥ 30,000 の差額が生じていた。原因を調査したところ、未払となっていた消耗品代金支払いのために振り出した同額の小切手が手元に残っていることが判明したので、この修正のための会計処理を行った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 受取手形 売掛金
前払金 仮払金 立替金 支払手形
買掛金 未払金 仮受金 消耗品

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金 30,000 未払金 30,000

解説

 銀行勘定調整表に関する問題です。ではさっそく問題を解いていきましょう。問題文に「未払となっていた消耗品代金支払いのために振り出した同額の小切手が手元に残っていることが判明した」とありますが、これがいわゆる「未渡小切手」です。

 小切手を振り出し支払いが完了したものとして処理していたが、実は先方に小切手を渡しておらず、金庫の中に小切手が眠っていたので当座預金の減少を取り消すとともに、消耗品代金の未払いについては未払金勘定を使って処理します。

【参考】既に切っている仕訳
(借)消耗品費 30,000
 (貸)当座預金 30,000
【解答】未渡小切手を認識する仕訳
(借)当座預金 30,000
 (貸)未払金 30,000

ちなみに、買掛金について未渡小切手があった場合には未払金勘定ではなく買掛金勘定になるので、間違えないように注意してください。

【参考】既に切っている仕訳
(借)買掛金 30,000
 (貸)当座預金 30,000
【参考】未渡小切手を認識する仕訳
(借)当座預金 30,000
 (貸)買掛金 30,000

 銀行勘定調整表に関する問題は、第100回の問4第101回の問1第105回の問4第111回の問2第113回の問4第115回の問5第123回の問1第133回の問3でも出題されているのであわせてご確認ください。最近は、以前に比べると出題頻度が低くなっていますので、過去問レベルの問題が解ければ十分だと思います。



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