第114回日商簿記検定2級・仕訳問題1(増資時の新株発行)

仕訳問題

 株式500株を1株あたり10,000円で発行した。払込金は、全額当座預金に振り込まれた。払込額のうち半分は、資本金として計上せずに資本準備金とすることとした。なお、新株発行のための諸費用30,000円は現金で支払ったが、これは当期の費用として処理することとした。

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勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 買掛金
仕入 売上 受取手形 支払手形
資本金 資本準備金 利益準備金 別途積立金
繰越利益剰余金 建物 建設仮勘定 建物減価償却累計額
未収金 未払金 仕入割引 売上割引
火災未決算 火災損失 保険差益 委託販売
受託販売 支払手数料 受取手数料 貸倒引当金
貸倒損失 償却債権取立益 貸倒引当金戻入 貸倒引当金繰入
株式交付費

矢印画像

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解答・解説

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金

株式交付費
5,000,000

30,000
資本金
資本準備金
現金
2,500,000
2,500,000
30,000

 増資時の新株発行に関する問題です。本問は、問題文に「払込額のうち半分は、資本金として計上せずに資本準備金とすることとした」という指示がありますので、指示通りに資本金2,500,000円と資本準備金2,500,000円を計上するだけです。

 また、株式交付費とは会社設立後、新たに株式を発行するために要した費用をいい、株主募集のための広告費や金融機関・証券会社への取扱手数料などがこれに該当します。株式交付費は支出時に全額費用処理するのが原則ですが、株式交付費勘定を使って繰延処理することも出来ます。その場合、株式発行から3年以内に、その効果が及ぶ期間に渡って、定額法により償却していくことになります。

 本問は、問題文に「新株発行のための諸費用30,000円は現金で支払ったが、これは当期の費用として処理することとした」とありますので費用処理することになりますが、費用処理する場合も繰延処理する場合もどちらも「株式交付費」勘定を使って処理することになります(繰延処理した場合は、翌期以降に償却していきます)

 新株発行に関する問題は、第120回の問2第122回の問1でも出題されていますので、併せて確認しておいてください。



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