第106回日商簿記検定2級・仕訳類題1(試用販売)

仕訳問題(類題)

 当店は、かねてより試送していた商品20個(原価 @¥ 10,000 、売価 @¥ 15,000 )のうち、本日、12個について顧客から買取りの意思表示を受けた。当店は、試用販売目的については、試送した商品の原価を試用品勘定を用いて処理しており、売上計上のつど売上原価を試用品勘定から仕入勘定に振り戻している。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 買掛金
仕入 試用品売上 試用仮売上 試用品
繰越商品 未収入金 未払金 前受金

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
売掛金
仕入
180,000
120,000
試用品売上
試用品
180,000
120,000

解説

 特殊商品売買(試用販売)に関する問題です。本問はまず、問題文に「試送した商品の原価を試用品勘定を用いて処理しており」とあるので、得意先に商品を試送したときに、原価の200,000円(=20個×@10,000円)を仕入勘定から試用品勘定に振り替えていることが分かります。

 なお、試用販売は、得意先から買い取りの意思表示があったときに売上を計上します。得意先に商品を試送したときではないので注意してください。

【参考】試送時に切った仕訳
(借)試用品 200,000
 (貸)仕入 200,000

 上記の仕訳を踏まえたうえで、買い取りの意思表示があった12個の仕訳を考えていきましょう。問題文に「売上計上のつど売上原価を試用品勘定から仕入勘定に振り戻している」とあるので、180,000円(=12個×@15,000円)の売上を計上するとともに、売上原価の120,000円(=12個×@10,000円)を試用品勘定から仕入勘定に振り替えます。

【解答】買い取りの意思表示があった12個に関する仕訳
(借)売掛金 180,000
 (貸)試用品売上 180,000
(借)仕入 120,000
 (貸)試用品 120,000

 特殊商品売買(試用販売)に関する問題は、第109回の問1第120回の問1第130回の問5第137回の問2でも出題されています。



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