第102回日商簿記検定2級・仕訳類題5(企業合併)

仕訳問題(類題)

重要度:★☆☆ 難度:★★☆

 堀産業株式会社は、野坂株式会社を吸収合併し、株式500株(1株の発行価額 ¥ 50,000 )を交付した。なお、合併によって引き継いだ野坂株式会社の諸資産は ¥ 100,000,000、諸負債は ¥ 60,000,000 であった。また、交付した株式の発行価額総額を資本金に組み入れる。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売買目的有価証券 のれん
満期保有目的債券 資本金 負ののれん発生益 売上
仕入 法人税等 諸資産 諸負債

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
諸資産 100,000,000 諸負債
資本金
負ののれん発生益
60,000,000
25,000,000
15,000,000

※1
※2

※1 @50,000円×500株=25,000,000円

※2 100,000,000円-60,000,000円-25,000,000円=15,000,000円(貸借差額)

解説

 企業合併に関する問題です。他の企業を吸収合併する場合、被合併会社の資産・負債を引き継ぎ、その対価として株式を交付したうえで、被合併会社の純資産(資産-負債)の額と交付した株式の額を比較して、のれん(借方に計上する場合)または負ののれん発生益(貸方に計上する場合)を計上します。

 本問は、問題文に「諸資産は ¥ 100,000,000、諸負債は ¥ 60,000,000 であった」とあるので、被合併会社の純資産の額は40,000,000円となり、交付した株式の額は、問題文の「株式500株(1株の発行価額 ¥ 50,000 )を交付した」という一文から、25,000,000円(=500株×@50,000円)ということが分かります。

 これは簡単に言いますと、40,000,000円の価値のある会社を25,000,000円買えたから、結果として15,000,000円得したことを意味するので、当該差額の15,000,000円を負ののれん発生益(特別利益)として計上します。

 企業合併に関する問題は、第129回の問1第145回の問2でも出題されています。あわせてご確認ください。



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