第100回日商簿記検定2級・仕訳類題5(予約販売)

仕訳問題(類題)

 小池出版株式会社では、かねて予約を受け付けていた西洋美術全集(1セット ¥ 100,000 )が完成したため、予約者に対して残額の振込みが確認できしだい発送する旨の通知をしていたところ、本日、50セット分の振込みが当座預金口座で確認できたため、これらの予約者に対して全集を発送した。ただし、予約にあたっては、1セットにつき ¥ 30,000 で予約を受け付け、100セットの申込みがあり、すでに予約金の全額を受け取っている。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 未着品
積送品 前払金 未収入金 前受金
仮受金 売上 積送品売上 受託販売

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
前受金
当座預金
1,500,000
3,500,000
売上 5,000,000

解説

 特殊商品売買の予約販売に関する問題です。予約販売に関しては、「予約金受け取り時の仕訳」と「商品販売時の仕訳」を分けて考えると分かりやすいです。

 まず、予約金受け取り時の仕訳ですが、問題文に「予約にあたっては、1セットにつき ¥ 30,000 で予約を受け付け、100セットの申込みがあり、すでに予約金の全額を受け取っている」とあるので、以下のような仕訳を切っていたことを読み取ることが出来ます。

【参考】既に切られている仕訳
(借)現金など 3,000,000
 (貸)前受金 3,000,000

 次に、解答すべき商品販売時の仕訳ですが、問題文に「本日、50セット分の振込みが当座預金口座で確認できたため、これらの予約者に対して全集を発送した」とあるので、上の仕訳で計上した前受金の半分を売上に振り替えるとともに、当座預金に新たに入金された3,500,000円(=70,000円×50セット)の増加を認識します。

解答
(借)前受金 1,500,000
(借)当座預金 3,500,000
 (貸)売上 5,000,000

 特殊商品売買の予約販売に関する問題は、第110回の問2第135回の問1でも出題されています。



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