このページは、日商簿記2級に関するQ&Aページです。興味のある質問をクリックまたはタップすると、ページ下部の回答部分に移動します。
- 簿記2級の受験者数と合格率はどれぐらいですか?
- 簿記2級は独学で合格できますか?
- 簿記2級合格のために必要な勉強時間はどれぐらいですか?
- 簿記2級は就職活動に役立ちますか?
- 簿記2級ではどのような問題が出題されますか?
- 簿記2級を受験するにあたって過去問対策は必要ですか?
- 簿記2級の仕訳問題はどうすれば早く解けるようになりますか?
- 簿記2級の第2問対策はどうすれば良いですか?
- 簿記2級の第3問対策はどうすれば良いですか?
- 簿記2級では「日歩計算」が出てきますが、30日と31日の覚え方はありますか?
- 簿記2級の試験の流れ(タイムスケジュール)はどんな感じですか?
- 簿記2級の模範解答はいつ発表されますか?自己採点の方法は?
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簿記2級の受験者数と合格率はどれぐらいですか? |
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簿記2級の受験者数・合格率は、簿記2級の試験情報と合格率データページでまとめています。毎回変動はありますが、受験者数はだいたい60,000~90,000人ぐらいで、平均合格率は30%前後です。 ただ、最近の簿記2級は難化傾向にあり、合格率が20%を切る回もたびたびあるので注意が必要です(こればっかりは神に祈るしかありませんが…)。 |
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簿記2級は独学で合格できますか? |
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簿記2級は簿記3級と同様、独学用の市販教材が充実していますし、平均合格率も30%前後なので独学で十分合格可能です。 よって、個人的には独学で勉強することをおすすめしますが、どうしても1回で合格したいという人や、独学では勉強を続ける自信がない(以前に挫折してしまったことがある)という方は専門学校の通学・通信講座を検討してください。 また、一般的な通信講座よりも安い費用で、一般的な通信講座と同レベルのサービスが受けられる「独学道場(TAC出版)」も個人的におすすめです。 |
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簿記2級合格のために必要な勉強時間はどれぐらいですか? |
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簿記2級合格のために必要な勉強時間は200時間~250時間といわれています。ただ、上述のとおり最近は難化傾向にあるので、個人的には300時間ぐらいがひとつの目安になると考えています。 もちろん、経理経験者や数字に強い方はもっと少なくても十分でしょうし、逆に社会経験の少ない学生さんや数字が苦手な方はもっと多くの時間が必要になります。時間はあくまでもひとつの目安としてお考えください。 ちなみに、合格に必要な勉強時間を300時間と仮定しますと…勉強期間の目安は以下のような数字になりますが、実際に合格者の方に話しを聞きますと、3か月~4か月ぐらいという回答が多いです。
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簿記2級は就職活動に役立ちますか? |
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簿記2級は就職活動でも一定の評価を得られると思います。 ただ、周りに明確な差を付けたい場合や銀行・証券等の金融系の業種を希望する場合は、簿記1級合格が大きなアドバンテージになるので、時間に余裕のある学生のうちに積極的に挑戦することをおすすめします。 |
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簿記2級ではどのような問題が出題されますか? |
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まずは簿記2級の過去問分析ページをご覧ください。 簿記2級の第1問では仕訳問題が、第2問では固定資産や有価証券、株主資本等変動計算書、銀行勘定調整表などの個別論点や伝票会計などに関する問題が、第3問では財務諸表作成問題や精算表作成問題が、第4問では費目別原価計算や個別原価計算などに関する問題が、第5問では総合原価計算や標準原価計算、直接原価計算等に関する問題が出題されます。 簿記3級と同様、過去に出題された問題の類題が何度も繰り返し出題されるので、過去問対策が非常に効果的です。 なお、簿記2級は第1問~第5問まで各20点ずつの配点なので、満遍なく点数が取れるように対策する必要があります。 |
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簿記2級を受験するにあたって過去問対策は必要ですか? |
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絶対に必要です。簿記3級と同様、簿記2級は過去に出題された問題の類題が何度も繰り返し出題されるので、市販の過去問題集を使ってきちんと過去問対策をしてください。 具体的な目安としては…過去問題集を最低でも3回転して、収載されている全ての問題で90点以上取れるようにしておくと良いと思います。 |
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簿記2級の仕訳問題はどうすれば早く解けるようになりますか? |
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とにかく数をこなすことが重要です。簿記検定ナビの仕訳問題対策ページで、過去問類題のPDFを無料配布しているので、これを有効活用して対策してください。 |
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簿記2級の第2問対策はどうすれば良いですか? |
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第2問では固定資産や有価証券、株主資本等変動計算書、銀行勘定調整表などの個別論点や伝票会計などに関する問題が出題されます。 以前は特殊仕訳帳(現在は試験範囲外)か伝票会計のどちらかが出題されていたので簡単に対策できましたが、最近は幅広い論点から…しかも過去に出題されたことのないかたちで出題されることも多く、受験生からは「恐怖の第2問」として恐れられています。 対策としては…問題集に収載されている問題を出来るかぎりたくさん解きましょう。また、一見難しそうな問題でも「得点できる簡単な箇所」が必ず用意されているので、すぐに諦めずに最後の1分1秒まで部分点を積み上げる練習もしておきましょう。 |
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簿記2級の第3問対策はどうすれば良いですか? |
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第3問では財務諸表作成問題や精算表作成問題が出題されます。 基本的には過去問題集や予想問題集を使った対策がメインになりますが、第2問と同様に、昔に比べると難度が高い問題が出題される可能性が高いので、過去問を解く場合は新しい回の問題を優先して解くことをおすすめします。 なお、財務諸表作成問題は主に「①貸借対照表のみを作成するパターン」「②損益計算書のみを作成するパターン」「③貸借対照表の作成と損益計算書の各利益を解答するパターン」の3つが考えられます。 このうち、③のパターンの損益計算書の営業利益や経常利益の金額は、基本的には「捨て問(=解くのに時間がかかる割に配点または正解する可能性が低い問題)」になりますが、本試験ではこれを自分で判断して取捨選択する必要があります。 この作業はぶっつけ本番でできるものではないので、練習段階から「捨て問は思い切って捨てる」という作業を意識して問題を解いてください。 |
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簿記2級では「日歩計算」が出てきますが、30日と31日の覚え方はありますか? |
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【語呂で覚える方法】 30日までしかない月(2月を含む)は「西向く士(にしむくさむらい)」という語呂で覚えてください。2月(に)、4月(し)、6月(む)、9月(く)、11月(さむらい)です。 11月の「さむらい」だけはピンと来ないかもしれませんが、11は漢字で書くと「十一」、これを一字にまとめると「士(さむらい)」になります。 【ゲンコツで判断する方法】 また、手をゲンコツの形にして、指の付け根の盛り上がった部分(以下、凸)と、凹んだ部分(以下、凹)から「31日の月」「30日以下の月」を判断することも出来ます。 人差し指の付け根の凸を1月、人差し指と中指の間の凹を2月、中指の付け根の凸を3月…と、人差し指側から小指側に数えていくと小指の付け根の凸が7月になるので、8月はまた人差し指に戻って、人差し指と中指の間の凹を9月、中指の付け根の凸を10月…と数えます。 ・凸の月…1月、3月、5月、7月、8月、10月、12月(→31日の月) ・凹の月…2月、4月、6月、9月、11月(→30日以下の月。ただし2月は28日) |
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簿記2級の試験の流れ(タイムスケジュール)はどんな感じですか? |
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簿記2級の試験は13時30分から始まりますが、13時30分ちょうどから問題を解き始めるわけではありません。13時30分になると試験官が試験の注意事項を読み上げ、まず下書用紙・答案用紙が配られます。 答案用紙はA3サイズで、各ページの真ん中にミシン線が入っています。試験官の指示に従って答案用紙をミシン線に沿って切り離し、全ての答案用紙に受験番号・名前・生年月日を記入します。下書用紙はA4サイズの白紙で、こちらはそのまま使うことができます。 試験会場内の受験生全員の記入が終わり次第、問題用紙が配られます。私は毎回受験していますが、この時点で13時45分ぐらいになることが多いです。 試験会場内の受験生全員に問題用紙が配られたのが確認でき次第、試験官の時計の切りの良いタイミングで試験が始まります。試験はここから2時間です。 試験官の時計で2時間が経過すると試験終了となります。答案用紙のみが回収され、試験官による枚数の確認が終わり次第、解散になります。 なお、問題用紙と下書用紙は自由に持ち帰ることができるので、自己採点をしたい場合はこれらに解答を控えておきましょう。 また、試験開始から30分経過すると途中退室することができるようになりますが、一度退室すると再入室することはできません。試験開始前に必ずトイレを済ませておきましょう。 |
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簿記2級の模範解答はいつ発表されますか?自己採点の方法は? |
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日商簿記検定の正式な模範解答は非公表のため、受験生が模範解答を手に入れることはできません。ただ、TACや大原などが独自の解答を試験当日にネット上にアップしているので、それらを参考にして自己採点をすることが可能です。 なお、各社の解答に掲載されている配点はあくまでも各社の予想なので、実際の模範解答の配点とは異なる可能性があります。配点箇所は参考程度にご確認ください。 |
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