試験前日の過ごし方
なるべく早く起きる!
絶対に徹夜はしない!
長時間のお風呂はダメ!
寝る前にはホットミルクを飲もう!
試験当日の過ごし方
試験開始時間の3、4時間前に起床しよう!
頼りになる教材を1冊だけ持っていこう!
試験会場にはなるべく早く到着しよう!
昼ごはんを食べ過ぎないようにしよう!
試験開始の合図があってもすぐに取り掛からない!
迷ったら自己ルールに従って機械的に処理しよう!
試験前日の過ごし方
なるべく早く起きる!お昼寝は最小限に!
試験前日の土曜日は、遅くても午前9時ぐらいまでに起きるようにしましょう。
休みだからといってお昼すぎまで寝てしまうと体内時計が狂ってしまい、試験前日特有の緊張も相まって夜に眠れなくなってしまいます。
また、お昼寝も1時間以上寝てしまうと夜の睡眠に影響が出てしまうので、昼間に眠たくなってしまった場合は机に突っ伏すかたちで15分~30分程度の仮眠をとりましょう。15分でも頭はスッキリします。
絶対に徹夜はしない!
試験前日に徹夜をして帳尻を合わせようとする人がいますが、徹夜だけは絶対にダメです。
簿記は暗記科目ではないので徹夜したところで急に力が伸びるわけではないですし、睡眠不足により集中力が低下するだけなので、徹夜はまさに「百害あって一利なし」です。
長時間のお風呂はダメ!
お風呂に入ることにより交感神経が活発化し、寝つきが悪くなってしまう可能性があるので、試験前日の長時間のお風呂はおすすめできません。
ただでさえ緊張で寝つきが悪くなっている状態なので、さらに交感神経を活発化させてしまうと、リラックスどころか不眠の原因になってしまいます。
どうしてもお湯につかりたい場合は、副交感神経を刺激する温度帯(34℃~39℃ぐらい)に少しだけ入るといいでしょう。体感的には「少しぬるい」くらいが丁度いいです。
- 交感神経:血圧や心拍数の上昇、血管の収縮、筋肉の緊張させる
- 副交感神経:血圧や心拍数の低下、血管の拡張、筋肉の弛緩させる
↓
- 試験前日の夜:副交感神経を優位にして安眠しやすい状況を作りだすために、ぬるめのお湯につかる、または軽くシャワーを浴びる
- 試験当日の朝:交感神経を優位にして目覚めを良くするために、少し熱めのお湯につかる
寝る前にはホットミルクを飲もう!
ホットミルクには、神経を落ち着かせ、睡眠を促す作用があるトリプトファンという物質が含まれているので、布団に入る前に少しだけ飲むといいでしょう。あまり熱いと上でも述べたように交感神経が活発化してしまいますから、少しぬるいくらいがいいです。
コーヒーや緑茶、ココアにはカフェインが含まれているので、試験前日の夜に飲むのはあまり好ましくありません。牛乳はそのまま温めて飲みましょう。
入浴を済ませたら室内の照明を暗くして気持ちを落ち着かせつつ、ホットミルクを飲んで、最後に軽くストレッチをしてベッドに入れば完璧です!
試験当日の過ごし方について
試験開始時間の3、4時間前に起床しよう!
人間の脳は起床後、3~4時間くらい経った頃が一番活発になると言われているので、試験開始時間から逆算して起床するようにしましょう。
試験が9時から始まる3級・1級を受験する場合は朝の5時~6時、13時半から始まる2級を受験する場合は朝の9時半~10時半ぐらいがひとつの目安になります。
なお、試験前に眠くなってしまった場合は、カフェインなどが入ったコーヒーや緑茶などを飲んだ後に、机に突っ伏すようなかたちで15分~30分ほど仮眠するとすっきりすると思います。
経口摂取したカフェインは30分ぐらいで覚醒効果が出てくるので、その時間に合わせるようにするとスッキリ起きることができます。
頼りになる教材を1冊だけ持っていこう!
試験当日になると不安になって、あれもこれも確認したくなりますが、手当たり次第に目を通しても不安な気持ちが大きくなるだけです。
頻出論点の中で自分の間違いやすいところをざっと復習するほうがはるかに効果的なので、「情報を集約化したテキスト」や「自分で作ったまとめノート(間違いノート)」などを1冊だけ持っていきましょう。
試験会場にはなるべく早く到着しよう!
開始時間ギリギリになって大慌てでやってくる人がいますが、こんな状態では自分の力を100%出すことはできません。時間に余裕を持って試験会場に向かいましょう。
試験会場に着いたら自分の席を確認して、受験票や電卓などの持ち物を確認しましょう。また、トイレは徐々に混んでくるのでなるべく早めに済ませておきましょう。
昼ごはんを食べ過ぎないようにしよう!
昼ごはんを食べ過ぎると試験時間中に眠くなってしまうので、2級を受験される方は腹八分目…いや、腹五分目ぐらいにしておきましょう。ウイダーインゼリーやカロリーメイトなどの補助食品がおすすめです。
試験開始の合図があってもすぐに取り掛からない!
試験開始の合図があってもすぐに問題に取り掛かるのではなく、目を閉じて大きく深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。
深呼吸をしたら全ての問題用紙・答案用紙(←答案用紙にも解答のヒントが有ることがあるので、チェックを忘れずに!)に目を通して、解答順序を確認してから取り掛かりましょう。
迷ったら自己ルールに従って機械的に処理しよう!
見直しをしていると「答案用紙に記入した答えは間違っているのではないか…?」と不安になることがありますが、散々迷った挙句に、見直し時に出てきた答えに書き直したら、最初に書いたほうが当たっていた、なんてことはよくあります。
どうしても判断できない場合はもう悩んでも仕方がありません。他の見直しに時間を割いたほうが効率的なので、迷ったときはあらかじめ決めておいたルールに従って機械的に処理しましょう。
このルールは【字数が少ないほうにする】でもいいですし、【最初に書いたほうの解答にする】や【見直しのときに選んだ解答にする】などなんでもいいです。予め決めておくことが重要です。
以上、試験日の前日と当日にやっていただきたいことをまとめてみました。
それ以前の勉強方法については効率のいい勉強方法のご紹介ページでまとめましたので、興味のある方はこちらもご覧ください。