仕訳問題
難度:高・中・低
重要度:A・B
決算において貯蔵品の棚卸しを行ったところ、収入印紙 ¥ 1,000 と郵便切手 ¥ 840 が未使用のまま残っていることが判明したため、適切な勘定に振り替える。
勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。 | |||
---|---|---|---|
現金 | 当座預金 | 普通預金 | 繰越商品 |
立替金 | 前払金 | 仮払金 | 貯蔵品 |
発送費 | 法定福利費 | 通信費 | 租税公課 |
解答仕訳
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | ||
---|---|---|---|---|---|
貯蔵品 | 1,840 | ※1 | 租税公課 通信費 |
1,000 840 |
※1 1,000円+840円=1,840円(貸借差額)
解説
貯蔵品の決算処理に関する問題です。
収入印紙・郵便切手を購入した場合は、購入代金の全額を租税公課・通信費で処理します。
(借)租税公課 -
(借)通信費 -
(貸)現金など -
(借)通信費 -
(貸)現金など -
決算において収入印紙・郵便切手の未使用分がある場合には、未使用分だけ租税公課・通信費を貯蔵品に振り替えます。
(借)貯蔵品 1,840
(貸)租税公課 1,000
(貸)通信費 840
(貸)租税公課 1,000
(貸)通信費 840
なお、決算整理仕訳で租税公課・通信費を貯蔵品に振り替えた場合、翌期首において再振替仕訳(貯蔵品を租税公課・通信費に再度振り替える仕訳)を行います。

貯蔵品を租税公課・通信費に振り替える再振替仕訳は、貯蔵品の再振替仕訳で出題しています。本問とあわせてご確認ください。
Q&A
本問の内容に関する疑問・質問は、サイト内のメール送信フォームからお気軽にお問い合わせください。こちらの欄にて回答いたします。