簿記2級 重要仕訳TOP100 本支店会計(本店集中計算制度)

仕訳問題

難度:高・中・

重要度:A・B

 谷崎ナオミズム株式会社の横浜支店は、宇都宮支店から「横浜支店の広告宣伝費 ¥ 88,000 を現金で立て替え払いした」との報告を受けたので適切に処理した。なお、同社は本店集中計算制度を採用している。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 前払金
仮払金 買掛金 前受金 未払金
広告宣伝費 本店 横浜支店 宇都宮支店

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
広告宣伝費 88,000 本店 88,000

解説

 本支店会計(本店集中計算制度)に関する問題です。

 本支店会計の支店間取引は「本店集中計算制度」と「支店分散計算制度」の2つがあり、採用している制度により本店・支店の仕訳が異なります。

  • 本店集中計算制度:支店間取引を各支店が記帳する場合に、いったん本店を経由して取引されたとみなして記帳する制度です。各支店は本店勘定のみを設定し、本店は各支店の勘定を設定します。
  • 支店分散計算制度:支店間取引を各支店が記帳する場合に、本店を経由することなく、取引の事実に従って記帳する制度です。各支店は本店勘定だけでなく取引のある各支店の勘定を設定し、本店は各支店の勘定を設定します。

 本問は、問題文に「同社は本店集中計算制度を採用している」とあるので、各支店が支店間取引を記帳する場合は、いったん本店を経由して取引されたとみなして処理します。

解答:横浜支店の仕訳
(借)広告宣伝費 88,000
 (貸)本店 88,000
参考:宇都宮支店の仕訳
(借)本店 88,000
 (貸)現金 88,000
参考:本店の仕訳
(借)横浜支店 88,000
 (貸)広告宣伝費 88,000
(借)広告宣伝費 88,000

 (貸)宇都宮支店 88,000

参考:支店分散計算制度を採用していた場合の仕訳

 各支店が支店間取引を記帳する場合は、本店を経由することなく取引の事実に従って処理します。参考までに仕訳をご確認ください。

参考:横浜支店の仕訳
(借)広告宣伝費 88,000
 (貸)宇都宮支店 88,000
参考:宇都宮支店の仕訳
(借)横浜支店 88,000
 (貸)現金 88,000
参考:本店の仕訳
仕訳なし
管理人

支店分散計算制度による場合の仕訳は、本支店会計(支店分散計算制度)で出題しています。本問とあわせてご確認ください。



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