簿記2級 重要仕訳TOP100 無形固定資産(ソフトウェアの購入)

仕訳問題

難度:高・中・

重要度:A・B

 外部に開発を依頼していた社内利用目的のソフトウェア(開発費用 ¥ 3,000,000 はすでに支払済み)が完成し、本日から使用を開始したためソフトウェア勘定に振り替えた。また、開発費用の中に使用開始後にかかるシステム関係の保守費用 ¥ 500,000 が含まれていることが判明したため、適切に処理することにした。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 未収入金
仮払金 ソフトウェア ソフトウェア仮勘定 未払金
研究開発費 ソフトウェア償却 保守費 ソフトウェア除却損

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
ソフトウェア
保守費
2,500,000
500,000
※1 ソフトウェア仮勘定 3,000,000

※1 3,000,000円-500,000円=2,500,000円

解説

 無形固定資産(ソフトウェアの購入)に関する問題です。

 本問は、取引を【ソフトウェア仮勘定に関する取引】と【保守費用に関する取引】に分けて考えましょう。

 問題文の「外部に開発を依頼していた社内利用目的のソフトウェア(開発費用 ¥ 3,000,000 はすでに支払済み)」から、開発費用の全額を前払いしていたことが分かります。

参考:前払時の仕訳
(借)ソフトウェア仮勘定 3,000,000
 (貸)現金など 3,000,000

 上記の仕訳を踏まえたうえで、問題文に「本日から使用を開始したためソフトウェア勘定に振り替えた」とあるので、前払時に計上していたソフトウェア仮勘定ソフトウェアに振り替えます。

解答①(ソフトウェア仮勘定に関する仕訳)
(借)ソフトウェア 3,000,000
 (貸)ソフトウェア仮勘定 3,000,000

 問題文の「開発費用の中に使用開始後にかかるシステム関係の保守費用 ¥ 500,000 が含まれていることが判明した」から、ソフトウェアに振り替えた3,000,000円の中に保守費用が含まれていたことが分かるので、500,000円を保守費に振り替えます。

解答②(保守費用に関する仕訳)
(借)保守費 500,000
 (貸)ソフトウェア 500,000

 以上、①②の仕訳をまとめると解答仕訳になります。

参考:保守費用の勘定科目

 問題に列挙されている勘定科目の中に保守費がない場合、保守費用を前払費用長期前払費用で処理するケースも考えられます。参考までに仕訳をご確認ください。

参考:保守費用を前払費用で処理する場合の仕訳
(借)ソフトウェア 2,500,000
(借)前払費用 500,000
 (貸)ソフトウェア仮勘定 3,000,000
参考:保守費用を長期前払費用で処理する場合の仕訳
(借)ソフトウェア 2,500,000
(借)長期前払費用 500,000
 (貸)ソフトウェア仮勘定 3,000,000
管理人

ソフトウェアの除却に関する仕訳は、無形固定資産(ソフトウェアの除却)で出題しています。本問とあわせてご確認ください。



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