仕訳問題
難度:高・中・低
重要度:A・B
所有する電子記録債権のうち ¥ 600,000 を割り引き、割引料(3.5%相当額)が差し引かれた残額を普通預金とした。
勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。 | |||
---|---|---|---|
現金 | 当座預金 | 普通預金 | 受取手形 |
売掛金 | 電子記録債権 | 支払手形 | 買掛金 |
電子記録債務 | 支払手数料 | 手形売却損 | 電子記録債権売却損 |
解答仕訳
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | ||
---|---|---|---|---|---|
普通預金 電子記録債権売却損 |
579,000 21,000 |
※2 ※1 |
電子記録債権 | 600,000 |
※1 600,000円×3.5%=21,000円
※2 600,000円-21,000円=579,000円(貸借差額)
解説
電子記録債権(割引)に関する問題です。
電子記録債権は支払期日前であっても、譲渡や割引きによって現金化することができます。仕訳の考え方は「手形の裏書き・割引き」と同じです。
本問の場合、600,000円の電子記録債権を割り引いたさいに割引料21,000円(=600,000円×3.5%)が発生しているので、電子記録債権売却損で処理します。
また、残額の579,000円(=600,000円-21,000円)は普通預金の増加として処理します。

割引料を計算して電子記録債権売却損で処理するだけの問題です。ケアレスミスに気をつけて解答しましょう。
Q&A
本問の内容に関する疑問・質問は、サイト内のメール送信フォームからお気軽にお問い合わせください。こちらの欄にて回答いたします。