仕訳対策教材「重要仕訳TOP100」

簿記2級 重要仕訳TOP100「電子記録債権(割引)」

2021年5月に重要仕訳TOP100の構成を見直した結果、「電子記録債権(割引)」の重要度はAランクからBランクに変更になりました

仕訳問題

難度:高・中・

重要度:A・B

所有する電子記録債権のうち ¥ 600,000 を割り引き、割引料(3.5%相当額)が差し引かれた残額を普通預金とした。

勘定科目は次の中から最も適当なものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 受取手形
売掛金 電子記録債権 支払手形 電子記録債務
支払手数料 支払利息 手形売却損 電子記録債権売却損

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
普通預金 579,000 ※2 電子記録債権 600,000
電子記録債権売却損 21,000 ※1

※1 600,000円×3.5%=21,000円
※2 600,000円-21,000円=579,000円(貸借差額)




解説

電子記録債権(割引)に関する問題です。

電子記録債権は支払期日前であっても、譲渡や割引きによって現金化することができます。仕訳の考え方は「手形の裏書き・割引き」と同じです。

本問の場合、600,000円の電子記録債権を割り引いたさいに割引料21,000円(=600,000円×3.5%)が発生しているので、電子記録債権売却損で処理します。

また、残額の579,000円(=600,000円-21,000円)は普通預金の増加として処理します。

田口先生1
田口先生
割引料を計算して電子記録債権売却損で処理するだけの問題です。ケアレスミスに気をつけて解答しましょう。

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1.商品売買(全11問)
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3.外貨建取引(全4問)
4.有価証券(全9問)
5.固定資産(全22問)
7.社会保険・税金(全8問)
8.純資産(全10問)
9.本支店会計(全3問)
10.その他(全5問)
11.工業簿記(全10問)
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