簿記2級 重要仕訳TOP100 役務収益・役務原価(収益・費用の計上②)

仕訳問題

難度:高・中・

重要度:A・B

 旅行業を営む沢木トラベル株式会社は、1泊3日のSFC修行弾丸ツアーを企画したところ、顧客20名からの申し込みがあり、ツアー代金の合計 ¥ 2,000,000 を現金で受け取っていた(※適切に処理済み)。

 本日、予定どおり弾丸ツアーを催行し、添乗員への報酬や宿泊代、交通費などの諸経費 ¥ 1,600,000 を現金で支払った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 受取手形 売掛金 仕掛品
支払手形 買掛金 前受金 未払金
役務収益 役務原価 給料 旅費交通費

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
前受金
役務原価
2,000,000
1,600,000
役務収益
現金
2,000,000
1,600,000

解説

 役務収益・役務原価(収益・費用の計上②)に関する問題です。

 本問はまず、問題文の「顧客20名からの申し込みがあり、ツアー代金の合計 ¥ 2,000,000 を現金で受け取った(※適切に処理済み)」から、ツアー代金を受け取ったときに前受金で処理していたことが分かります。

参考:代金受取時の仕訳
(借)現金 2,000,000
 (貸)前受金 2,000,000

 上記の仕訳を踏まえたうえで、問題文に「本日、予定どおり弾丸ツアーを催行し、添乗員への報酬や宿泊代、交通費などの諸経費 ¥ 1,600,000 を現金で支払った」とあるので、前受金を役務収益に振り替えるとともに、収益に対応する費用として役務原価を計上します。

解答:提供完了時の仕訳
(借)前受金 2,000,000
 (貸)役務収益 2,000,000
(借)役務原価 1,600,000
 (貸)現金 1,600,000

参考:仕掛品を経由する・しないの違い

 本問のように、役務収益と役務原価の発生がほぼ同時の場合は仕掛品を経由する必要がないので、役務提供が完了したときに発生した原価をそのまま役務原価で処理します。

 一方、役務収益と役務原価の発生のタイミングが異なる場合は、役務原価をいったん仕掛品で処理しておいて、役務提供が完了したときに役務原価に振り替えます。

管理人

いったん仕掛品を経由して役務原価を計上する仕訳は、役務収益・役務原価(収益・費用の計上①)で出題しています。本問とあわせてご確認ください。



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