第154回日商簿記検定2級・仕訳類題3(退職給付引当金)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 従業員の退職時に支払う退職一時金について、退職一時金制度を採用して企業内部にて積み立てを行っていたが、本日、従業員が退職したため退職一時金 ¥ 13,000,000 を支払うこととなり、源泉所得税分 ¥ 400,000 を差し引いた残額を普通預金口座から支払った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 従業員立替金
未払金 所得税預り金 賞与引当金 退職給付引当金
配当平均積立金 別途積立金 賞与 退職給付費用

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
退職給付引当金 13,000,000 所得税預り金
普通預金
400,000
12,600,000

※1

※1 13,000,000円-400,000円=12,600,000円(貸借差額)

解説

 退職給付引当金に関する問題です。

 本問はまず、問題文の「従業員の退職時に支払う退職一時金について、退職一時金制度を採用して企業内部にて積み立てを行っていた」から、従業員の退職に備えて退職給付引当金を積み立てていたことが分かります。

参考:積立時の仕訳(※説明の便宜上、仕訳を1本にまとめています)
(借)退職給付費用 13,000,000
 (貸)退職給付引当金 13,000,000

 上記の仕訳を踏まえたうえで、解答の仕訳を考えましょう。

 問題文に「源泉所得税分 ¥ 400,000 を差し引いた残額を普通預金口座から支払った」とあるので、退職一時金から源泉所得税を差し引いた残額12,600,000円(=13,000,000円-400,000円)を普通預金の減少として処理します。

 退職給付引当金に関する問題は、現時点では本問のみです。

管理人

従業員から預かった源泉所得税は、後日、会社がまとめて税務署に納付します。



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