第153回日商簿記検定2級・仕訳類題4(電子記録債権・債務)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 徳井タックスマネジメント株式会社に対する買掛金 ¥ 500,000 の支払いを電子債権記録機関で行うため、取引銀行を通じて債務の発生記録を行った。なお、電子記録債権の残高は ¥ 800,000 である。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 売掛金
電子記録債権 未収入金 仮払金 買掛金
電子記録債務 未払金 仮受金 電子記録債権売却損

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
買掛金 500,000 電子記録債務 500,000

解説

 電子記録債権・債務に関する問題です。

 買掛金の支払いを電子債権記録機関で行う場合、電子記録債権の譲渡記録を行うケースと電子記録債務の発生記録を行うケースの2種類があります。

  • 電子記録債権の譲渡記録を行うケース:電子記録債権の減少として処理する
  • 電子記録債務の発生記録を行うケース:電子記録債務の増加として処理する
参考:電子記録債権の譲渡記録を行う場合の仕訳のひな形
(借)買掛金 ×××
 (貸)電子記録債権 ×××
参考:電子記録債務の発生記録を行う場合の仕訳のひな形
(借)買掛金 ×××
 (貸)電子記録債務 ×××

 本問は、問題文の「債務の発生記録を行った」から後者のケースと判断し、買掛金の減少および電子記録債務の増加として処理します。

 なお、問題文の「電子記録債権の残高は ¥ 800,000 である」は、解答に関係のないダミーデータです。うっかり電子記録債権で処理しないように気をつけましょう。

 電子記録債権・債務に関する問題は、第149回の問1でも出題されています。あわせてご確認ください。

管理人

買掛金の支払いを電子債権記録機関で行う場合は、電子記録債権の譲渡記録をしたのか電子記録債務の発生記録をしたのかを必ず確認しましょう。



ページの先頭へ