第152回日商簿記検定3級・仕訳類題1(租税公課)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 本社の建物および土地にかかる固定資産税 ¥ 300,000 の納付書が送られてきたため、全額を普通預金から支払った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 仮払法人税等
建物 減価償却累計額 土地 未払法人税等
法定福利費 減価償却費 租税公課 法人税等

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
租税公課 300,000 普通預金 300,000

解説

 租税公課に関する問題です。

 固定資産税は、建物や土地などの固定資産を1月1日時点で保有している人に課せられる税金です。

 その年の納税額が確定すると、課税主体(税金を徴収する側)である市町村などから、「固定資産税は●●●円です。4回に分けて納付してください。」という内容の納税通知書が送られてきます。

 簿記3級では固定資産税を納付した時の仕訳が問われますが、納税通知書を受け取った時の処理方法により納付した時の仕訳が異なるため注意が必要です。

  • 納税通知書を受け取った時の処理方法
    1. 受け取った時に何もしない方法
    2. 受け取った時に未払金を計上する方法

 本問は、問題に列挙されている勘定科目の中に未払金がないので、1.の「納税通知書を受け取った時に何もしない方法」で処理すると判断します。

参考:納付通知書を受け取った時の仕訳
仕訳なし
解答:固定資産税を納付した時の仕訳
(借)租税公課 300,000
 (貸)普通預金 300,000

納税通知書を受け取った時に未払金を計上する方法

 納税通知書を受け取った時に未払金の増加として処理しておいて、納付時に未払金の減少として処理します。

参考:納付通知書を受け取った時の仕訳
(借)租税公課 300,000
 (貸)未払金 300,000
参考:固定資産税を納付した時の仕訳
(借)未払金 300,000
 (貸)現金など 300,000

 租税公課に関する問題は、第137回の問2第141回の問5第146回の問3第150回の問5でも出題されています。あわせてご確認ください。

管理人

未払金を経由するかどうかは、問題の指示または問題に列挙されている勘定科目(未払金の有無)で判断します。2つのパターンの仕訳をしっかり押さえておきましょう。



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