仕訳問題(類題)
重要度:★★★ 難度:★★☆
当期中に3回に分けて取得した同一銘柄の売買目的有価証券500株のうち300株を1株 ¥ 5,850 で売却した。なお、代金は当座預金口座に振り込まれた。この有価証券は、第1回目は200株を1株 ¥ 5,600 で、第2回目は200株を1株 ¥ 6,000 で、第3回目は100株を1株 ¥ 5,400 で、それぞれ買い付けている。同社は平均法で売買目的有価証券の記帳処理をしている。
勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。 | |||
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現金 | 当座預金 | 売掛金 | 売買目的有価証券 |
未収入金 | 仮払金 | 保管有価証券 | 貯蔵品 |
未払金 | 仮受金 | 有価証券売却益 | 有価証券売却損 |
解答仕訳
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | ||
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当座預金 | 1,755,000 | ※1 | 売買目的有価証券 有価証券売却益 |
1,716,000 39,000 |
※2 ※3 |
※1 @5,850円×300株=1,755,000円
※2 (@5,600円×200株+@6,000円×200株+@5,400円×100株)×300株/500株=1,716,000円
※3 1,755,000円-1,716,000円=39,000円(貸借差額)
解説
有価証券の売却に関する問題です。本問は平均法により記帳しているので、売買目的有価証券の平均単価を計算したうえで、帳簿価額と売却価額との差額を売却損益で処理します。
- 1回目の購入:@5,600円×200株=1,120,000円
- 2回目の購入:@6,000円×200株=1,200,000円
- 3回目の購入:@5,400円×100株= 540,000円
- 平均単価:(1,120,000円+1,200,000円+540,000円)÷500株=@5,720円
- 有価証券売却益:(@5,850円-@5,720円)×300株=39,000円
有価証券の売却に関する問題は、第105回の問2や第107回の問1、第111回の問1、第113回の問2、第116回の問2、第118回の問4、第119回の問3、第122回の問3、第125回の問2、第133回の問2、第137回の問5、第152回の問1でも出題されています。あわせてご確認ください。
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