第101回日商簿記検定2級・問3（固定資産の取得）仕訳問題対策【簿記検定ナビ】

仕訳問題（類題）

重要度：★★★　難度：★☆☆

　建設中の建物の完成にともない工事代金の残額￥ 10,000,000 を小切手を振り出して支払い、建物の引き渡しを受けた。同建物に対しては、工事代金としてすでに￥ 15,000,000 の支出をしている。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金	当座預金	売掛金	買掛金
受取手形	支払手形	建物	建物減価償却累計額
建設仮勘定	未収入金	未払金	当座借越

借方科目	金額		貸方科目	金額
建物	25,000,000	※1	建設仮勘定当座預金	15,000,000 10,000,000

※1 10,000,000円＋15,000,000円＝25,000,000円（貸借差額）

　固定資産の取得に関する問題です。

　本問のように、建設中に建物代金の一部を支払った場合には、建設仮勘定を計上して支出額を記録しておき、建設完了・引渡時に建物に振り替えます。

工事代金の一部を前払いしたときの仕訳

（借）建設仮勘定　15,000,000
　（貸）現金など　15,000,000

建設完了・引渡時の仕訳（解答）

（借）建物　25,000,000
　（貸）建設仮勘定　15,000,000
　（貸）当座預金　10,000,000

※移動したいページをお選びください。