第147回日商簿記検定2級の試験問題予想を大公開します!
簿記検定ナビの管理人が、2017年11月19日に行われる第147回日商簿記検定2級の試験問題を予想するページです(簿記3級の出題予想は簿記3級 試験問題予想ページをご覧ください)。
第1予想 | 第2予想 | 第3予想 | |
---|---|---|---|
第1問 | 仕訳 | ||
第2問 | 有価証券 | 固定資産 | 商品売買 |
第3問 | 財務諸表 | 連結会計 | 精算表 |
第4問 | 単純個別原価計算 | 費目別計算 | 本社工場会計 |
第5問 | 組別総合原価計算 | 直接原価計算 | 等級別総合原価計算 |
第1問:仕訳問題は過去問対策が効果的!新論点は基本的な処理をマスターしておきましょう!
第1問では毎回、【仕訳問題】が5問出題されますが、試験回によって問題の難度はバラバラです。
まずは、以下の受験生アンケートをご覧ください。第139回・第141回・第144回試験のように極悪仕様の問題の回もあれば、第142回・第143回のように簡単な問題の回もあります。
ちなみに、前回の第146回は…5問とも難度・ボリュームともに平均レベルの問題だったので、きちんと仕訳対策をしていた方にとってはボーナス問題になりました。
第147回に関しては「過去問対策がそのまま点数に結びつく簡単な問題」が出題されるのか、「今までに出題されたことのないような難しい問題」が出題されるのか…蓋を開けてみないと分かりません。
そこで、今回は前者のパターンと後者のパターンの2つに分けて、効果的・効率的な対策を考えてみましょう。
「過去問対策がそのまま点数に結びつく簡単な問題」が出題されると仮定した場合
今までどおり過去問を使って対策をするのが一番効率的です。仕訳問題の出題一覧表(PDFファイル)をご覧ください。最近の試験では「有価証券」「固定資産」「株式」「税金」の4つの論点がよく出題されているので、これらを中心に対策すると効率が良いです。
逆に、2016年度の試験(第143回~)から試験範囲から外れた「特殊商品売買」「荷為替手形」「偶発債務」「社債」「債務の保証」については、過去問対策する必要はないのでご注意ください(古い過去問題集を使っている方は要注意です)。
また、「本支店会計」は未達事項および内部利益の処理が試験範囲外になったので、第3問で出題される可能性は低いですが、第1問で本支店間の取引が出題される可能性はあります。忘れずに対策しておきましょう。
「今までに出題されたことのないような難しい問題」と仮定した場合
残念ながら効率的な対策はありませんが、仕訳の処理能力を高めておくと対応できる幅が広がるので、今までと同じように過去問を使って仕訳処理のベースとなる「力」を養っておくことをおすすめします。
例えば…第145回の仕訳問題の問2では、負ののれん発生益(特別利益)というほとんど見かけない勘定科目で解答する企業合併の仕訳が問われましたが、負ののれん発生益を使った処理に関しては、仕訳問題対策の第102回の問5できちんと紹介しています。
よって、仕訳問題対策を使ってきちんと仕訳対策をしていた方は、「貸方の貸借差額→負ののれん発生益」と簡単に処理できたと思います。
新試験範囲の対策は?
2016年度から試験範囲に追加された論点のうち、第1問で出題が予想されるものは以下のとおりです。
- 売上原価対立法
- クレジット売掛金
- 電子記録債権・債務
- 返品調整引当金
- 固定資産の割賦購入
- ソフトウェア(自社利用)
- 役務収益・役務費用
- 売上の認識基準(出荷基準・引渡基準・検収基準)
このうち、第144回で「クレジット売掛金」と「ソフトウェア(自社利用)」が、第145回で「電子記録債務」「固定資産の割賦購入」「役務費用(仕掛品)」が出たので、第147回では「電子記録債権」「返品調整引当金」「役務収益・役務原価」あたりの出題が予想されます。
また、2017年度から試験範囲に追加された論点は以下のとおりです。
- リース取引
- 外貨建取引
- 課税所得の計算
- 固定資産の圧縮記帳
- 連結会計(ダウンストリーム)
このうち、第146回で「固定資産の圧縮記帳」が出たので、第147回では「リース取引」「外貨建取引」「課税所得の計算」あたりの出題が予想されます。
なお、試験の主催団体である日本商工会議所が公表しているとおり、新論点の1回目の出題は基本的な処理を問う問題になる(はずです)ので、テキストの例題や問題集等を使って対策しておけばOKです。
簿記検定ナビのオリジナル無料予想問題「簿記ナビ模試(第147回試験対策)」でも、新試験範囲を含めた仕訳問題を出題する予定なので、試験勉強の総まとめにぜひご利用ください。
第2問:作問の先生!第147回こそは…第147回こそは有価証券でお願いいたします!
137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | ||
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伝票会計 | ★ | |||||||||||
個 別 論 点 |
銀勘 | ★ | ★ | |||||||||
固資 | ★ | ★ | ◯ | |||||||||
有券 | ★ | ◎ | ||||||||||
S/S | ★ | ★ | ★ | |||||||||
商品 | ★ | △ |
数年前までは…第2問といえば、特殊仕訳帳(※第143回から試験範囲外)か伝票会計のどちらかが出題されることが多かったんですが、ここ最近は個別論点の問題が出題されることが多いです。
- 銀行勘定調整表(第134回・第137回・第146回)
- 有形固定資産(第135回・第139回・第143回)
- 株主資本等変動計算書(第138回・第142回・第145回)
- 有価証券(第141回)
- 商品売買(第144回)
よって、第147回に関しても個別論点の問題が出題される可能性が高いです。ただ、個別論点の何が出題されるか…有形固定資産・有価証券・商品売買のどれが出てもおかしくない状況です。
強いてひとつ挙げるとすれば…第143回から新論点(子会社株式・関連会社株式・その他有価証券などの処理)が試験範囲に入った【有価証券】になりますが、2017年度から試験範囲に追加されたリース取引を絡めた有形固定資産の可能性もじゅうぶんあります。
よって、個別問題に関しては範囲を絞らずに、直近の過去問を使ってまんべんなく対策しておきましょう。
個別論点の解き方について
個別論点の問題はなんとなく難しそうに見えますが、意外と最後の設問などに基本的な処理を問う簡単な問題が用意されていることが多いので、まずはそれを見つけて確実に部分点を取りましょう。
作問者も「個別論点の問題→受験生はなかなか点数が取れない」ことは分かっているので、比較的簡単な設問をいくつか用意したうえで、そこに配点してくれる可能性が高いです。
問題を解いているときに手応えがなくても、諦めずに粘った結果、予想以上に点数を取れていたという話しをよく聞きます。本試験で出題された場合にはとにかく諦めずに部分点を積み上げていくのがポイントです。
伝票会計の対策について
伝票会計は、試験範囲の改定前までは中2回または中3回ぐらいの間隔でよく出題されていたので、第147回で出題される可能性もゼロではありません(※直近の出題は第140回)。
ただ、試験範囲の改定の結果、伝票会計に関する一連の処理が3級にまとめられることになったので、2級の試験においては以前のような頻度・間隔で出題されるとは考えにくいです。
よって、伝票会計に関しては、保険的な位置づけで第140回の問題を解いておけば十分だと思います。
新試験範囲の対策は?
上述のとおり、試験の主催団体である日商が(新試験範囲の)1回目の出題は基本的な処理を問う問題になると明言しています。よって、2016年度および2017年度から追加された論点がメインで出題される可能性は高くないです。
ただ、新論点が既存論点と組み合わせて問われる可能性はじゅうぶんありますので(固定資産+割賦購入・圧縮記帳・リース取引など)、新試験範囲に対応した最新の問題集を使ってきちんと対策しておきましょう。
★絶対に解いておくべき過去問4題
第144回の第2問(商品売買)
第143回の第2問(有形固定資産)
第141回の第2問(有価証券)
第139回の第2問(有形固定資産)
★できれば解いておくべき過去問
第146回の第2問(銀行勘定調整表)
第145回の第2問(株主資本等変動計算書)
第140回の第2問(伝票会計)
第3問:財務諸表なら損益計算書!連結会計が出題される可能性は?!
137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | |
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精算表 | ★ | ★ | ★ | △ | |||||||
財務諸表 | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ◎ | |||
本支店会計 | |||||||||||
連結会計 | ※第147回から2級の試験範囲になりました | ◯ |
第3問では、精算表や財務諸表、本支店会計の作成問題が出題されています。
ただ、本支店会計は2016年度から「未達事項・内部利益の処理」が試験範囲外になり、今後は第3問ではなく第1問での出題がメインになるので、第3問で出題される可能性はかなり低いです。
また、第147回から新たに試験範囲に追加される連結会計が出題される可能性もじゅうぶんあるので、第3問対策は【財務諸表作成問題】と【連結会計】を中心に進めていきましょう。
財務諸表作成問題の出題パターン
簿記2級の第3問で出題される財務諸表作成問題は、「損益計算書の作成」「貸借対照表の作成」「貸借対照表の作成+損益計算書の各利益」の3パターンがあります。
仮に、第147回で財務諸表作成問題が出題されるとしたら…第145回が貸借対照表の作成問題だったので、「損益計算書のみ(143回)」「貸借対照表+損益計算書の各利益(139回)」のどちらかになりそうです。
- 第137回:損益計算書
- 第138回:貸借対照表
- 第139回:貸借対照表+損益計算書の各利益
- 第140回:損益計算書
- 第141回:(精算表)
- 第142回:貸借対照表
- 第143回:損益計算書
- 第144回:(精算表)
- 第145回:貸借対照表
- 第146回:(精算表)
- 第147回:順番的には…損益計算書!
なお、損益計算書の作成問題は「商品売買を生業とする会社の損益計算書」だけでなく、役務収益・役務原価で処理する「サービス業の損益計算書」を作成する問題が出題される可能性もじゅうぶんあります。
市販の予想問題集等を使って、万全の対策をしておきましょう(※まだ出題されたことがないため、過去問題集には収載されていません)。
財務諸表作成問題の解答ポイント
財務諸表作成問題は苦手意識を持っている方が多いですが、精算表と財務諸表(貸借対照表・損益計算書)は答案用紙の見た目が違うだけで、どちらも「未処理事項・決算整理事項の処理→貸借対照表と損益計算書の作成」とやっていることは同じです。
まずは、精算表と財務諸表で異なる勘定科目(例:精算表では「繰越商品」→貸借対照表では「商品」)や、勘定科目の表示位置(特に損益計算書の費用分類)をきちんと押さえたうえで、過去問等を使ってきちんと対策しておきましょう。
なお、第139回で問われた損益計算書の「営業利益」や「経常利益」の金額や、第145回で問われた貸借対照表の「未払法人税等」や「繰越利益剰余金」の金額のように、解答するのに時間がかかる割に、正答の可能性または配点の低い問題は、いわゆる捨て問(=解答せずに捨てるべき問題)になります。
試験本番では、費用対効果を考えて「割にあわない問題は思いきって捨てる」のも受験テクニックのひとつです。総合問題を解くさいは常に取捨選択を意識して取り組んでください。
財務諸表作成問題の過去問対策について
第138回・第140回・第142回・第145回で出題された「減価償却の月割計上」など、最近は実務寄りの会計処理を問う設問が増えています。よって、過去問対策をするさいは、なるべく新しい回の過去問を優先して解いてください。
精算表作成問題の解答ポイント
精算表作成問題は解き方がワンパターンなので、過去問対策が非常に有効です。理屈うんぬんよりも体で覚えたほうが早いので、とにかくたくさんの過去問を解いてください。
最近は、売上原価の算定を「仕入の行」ではなく「売上原価の行」でさせる問題がちょくちょく出題されているので(第134回・第146回など)、仕訳をきちんと押さえておきましょう。
(貸)繰越商品 期首商品棚卸高
(借)売上原価 当期商品仕入高
(貸)仕入 当期商品仕入高
(借)繰越商品 期末商品棚卸高
(貸)売上原価 期末商品棚卸高
この仕訳については「浮く牛食う(うくうしくう)」という語呂で押さえてしまうのが一番手っ取り早いので、日商簿記検定と語呂暗記ページを参考にしてください。
本支店会計の対策の必要性について
本支店会計は上述のとおり、「未達事項・内部利益の処理」が試験範囲外になったので、第3問で出題される可能性はかなり低いです。
個人的には対策は不要だと思いますが、どうしても気になるという方は…市販の予想問題集に収載されている可能性があるので、書店等でご確認ください。
新試験範囲の対策は?
財務諸表作成問題・精算表作成問題では、2016年度から試験範囲となった「有価証券の評価」「売上原価対立法」「クレジット売掛金」「電子記録債権・債務」「返品調整引当金」「固定資産の割賦購入」「ソフトウェア」「貸倒引当金の個別評価と一括評価」「貸倒引当金繰入のP/Lの表示区分」「売上の認識基準」などの出題が考えられます。
第143回の問題では「クレジット売掛金」「有価証券の評価」「貸倒引当金繰入のP/Lの表示区分」の処理が、第145回の問題では「売上の認識基準(出荷基準・検収基準)」の処理が問われましたが、これらについては第147回ではもう一歩踏み込んだ処理が問われる可能性があります。
さらに、2017年度からは「リース取引」「外貨建取引」「課税所得の計算」「固定資産の圧縮記帳」なども試験範囲に加わりましたので、市販の過去問題集・予想問題集等を使って、万全の対策をしておきましょう。
連結会計の対策は?
第147回から連結会計(の一部)が試験範囲に追加されますが、残りの一部は第149回(2018年6月)から追加されることになっています。
- 第147回~:資本連結、非支配株主持分、のれん、連結会社間取引の処理、未実現損益の消去(ダウンストリームのみ)
- 第149回~:資本連結、非支配株主持分、のれん、連結会社間取引の処理、未実現損益の消去(ダウンストリーム+アップストリーム)
上記のタイムスケジュールを勘案しますと…第147回または第148回で一度、連結会計の基本的な問題を出題しておいて、第149回以降から本格的な問題を出題することが予想されます。
よって、第147回対策としては、まずはテキスト等で連結会計の基本的な処理を押さえたうえで、予想問題集等を使ってどのような形で出題されるかを確認しておきましょう。
なお、何度も書いていますが(新試験範囲の)1回目の出題は基本的な処理を問う問題になる可能性が高いので、連結会計に関しても1回目の出題は簡単な問題になるはずです。深入りする必要はありませんので、基本的な処理を重点的に押さえておきましょう。
★絶対に解いておくべき過去問5題
第146回の第3問(精算表作成問題)
第145回の第3問(財務諸表作成問題)
第143回の第3問(財務諸表作成問題)
第140回の第3問(財務諸表作成問題)
第139回の第3問(財務諸表作成問題)
★できれば解いておくべき過去問
第142回の第3問(財務諸表作成問題)
第144回の第3問(精算表作成問題)
第138回の第3問(財務諸表作成問題)
第4問:なにが出るかな~♪なにが出るかな~♪(「ごきげんよう」のリズムで)
137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | |
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費目別 | ★ | ★ | ◯ | ||||||||
単純個別 | ★ | ★ | ◎ | ||||||||
部門別 | ★ | ★ | |||||||||
本社工場 | ★ | △ | |||||||||
標準 | ★ | ★ | ☆ | ★ |
第4問では、費目別計算や単純個別原価計算、部門別計算、本社工場会計、標準原価計算などが出題されますが、第146回はここ最近よく出題されている標準原価計算の問題が出題されました。
第147回に関しては、正直なところ標準原価計算以外は何が出題されてもおかしくない状況ですが…強いてあげるとすれば【単純個別原価計算】になるかと思います。
単純個別原価計算は、第127回・第128回・第133回(第5問)・第143回で出題されたような「勘定記入+α」の問題と、第138回で出題されたような「仕訳問題」の2パターンが考えられます。
よく問われるのは「勘定記入+α」のほうなので、これらの過去問をメインに対策しつつ、保険的な位置づけで第138回の「仕訳問題」も解いておきましょう。
単純個別原価計算は、原価計算表を早くかつ正確に作るのがポイントになります。また、「仕掛中」「完成済」「完成・引渡済」の各金額が、仕掛品勘定・製品勘定のどの部分に入るのかをきちんと押さえておきましょう。
費目別計算は、第132回・第136回で出題されたような仕訳問題や、第134回・第137回で出題されたような製造原価報告書を絡めた問題、第144回で出題された勘定記入の問題などの出題が考えられます。
第147回対策としては、第136回の「仕訳問題」や第137回の「製造原価報告書を絡めた問題」をきちんと押さえておきましょう。
なお、費目別計算は、発生した費用の分類がポイントになります。以下の費用は特に間違えやすいので、きちんと分類できるようにしておきましょう。
- 買入部品:直接材料費
- 燃料:間接材料費
- 工場消耗品費:間接材料費
- 特許権使用料:直接経費
- 法定福利費:間接労務費
- 工場事務用消耗品費:間接経費
- 棚卸減耗損:間接経費
- 工員募集費:間接経費
- 工員訓練費:間接経費
- 工場従業員厚生費:間接経費
- 福利施設負担額:間接経費
本社工場会計は仕訳が問われます。解答のポイントは「問題で指定された勘定科目を使うこと」「勘定科目が本社側に設定されているのか、工場側に設定されているのかを正確に判断する」の2点です。
前回の出題が第141回なので、もうそろそろ出題されてもおかしくないです。第141回の問題をきちんと押さえておきましょう。
部門別計算は、直近では第129回・第135回・第139回・第145回で出題されています。前々回の第145回で出題されたばかりなので、第147回で出題される可能性は低いです。
標準原価計算は第140回・第142回・第146回の第4問、第143回の第5問で出題されており、第142回のような差異分析の問題と、第140回・第146回のような勘定記入・仕訳などの問題の2つのパターンがあります。
前回の第146回で出題されたばかりなので第147回で出題される可能性は低いですが、ここ最近よく出題されているので2回連続で出題される可能性も捨てきれません。第140回・第142回の過去問をきちんと押さえておきましょう。
★絶対に解いておくべき過去問5題
第144回の第4問(費目別計算)
第143回の第4問(単純個別原価計算)
第138回の第4問(単純個別原価計算)
第137回の第4問(費目別計算)
第141回の第4問(本社工場会計)
★できれば解いておくべき過去問
第145回の第4問(部門別計算)
第142回の第4問(標準原価計算)
第140回の第4問(標準原価計算)
第136回の第4問(費目別計算)
第5問:(第4問に引き続き)なにが出るかな~♪なにが出るかな~♪
137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | ||
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総 合 原 価 計 算 |
単純 | ★ | ★ | ★ | ||||||||
工程別 | ★ | |||||||||||
組別 | ★ | ◎ | ||||||||||
等級別 | ★ | △ | ||||||||||
標準原価計算 | ☆ | ☆ | ★ | ☆ | ||||||||
直接原価計算 | ★ | ★ | ★ | ◯ |
第5問では、総合原価計算や標準原価計算、直接原価計算などがよく出題されますが、第146回ではめちゃくちゃ簡単な単純総合原価計算の問題が出題されました。
第147回に関しては、そろそろ【組別総合原価計算】や【等級別総合原価計算】が出題される可能性が高いのではないでしょうか。
総合原価計算は、第128回・第140回で出題された「等級別」、第129回・第137回で出題された「組別」、第130回・第138回・第144回で出題された「単純」、第123回・第131回・第142回で出題された「工程別」の4種類があります。
仮に、第147回で総合原価計算が出題されるのであれば…出題間隔が空いている組別や等級別の可能性が高いと思います。第137回の第5問・第140回の第5問を使ってきちんと対策しておきましょう。
総合原価計算の問題を解くさいのポイント
総合原価計算の過去問や予想問題を解くさいには、「原価の按分方法(平均法と先入先出法)」「減損・仕損の処理」「材料の投入タイミング別の処理の違い」の3つをポイントを重点的に確認しておいてください。
また、第123回で出題された工程別総合原価計算の「半製品(→第1工程完成品の一部を半製品として外部に販売)」のように少しひねられる可能性があるので、問題をきちんと読んで解答することを心がけてください。
直接原価計算は第139回・第141回で出題されたようなCVP分析を絡めた問題と、第134回・第136回・第145回で出題されたような全部原価計算を絡めた問題の2パターンの出題が考えられます。
第145回で後者のパターンの問題が出題されたことを考えますと、第147回で出題されるとしたら前者のCVP分析を絡めた問題の可能性が高いので、第139回・第141回の問題をきちんと押さえておきましょう。
標準原価計算は第140回・第142回・第146回の第4問、第143回の第5問で出題されたばかりですが、最近よく出題されているので、第147回で出題される可能性もあります。
出題パターンは、第135回・第142回・第143回のような差異分析の問題と、第126回・第140回・第146回のような勘定記入・仕訳などの問題の2つがありますが、第147回は前者の勘定記入・仕訳などの問題を重点的に押さえておきましょう。
★絶対に解いておくべき過去問5題
第143回の第5問(標準原価計算)
第141回の第5問(直接原価計算)
第140回の第5問(等級別総合原価計算)
第139回の第5問(直接原価計算)
第137回の第5問(組別総合原価計算)
★できれば解いておくべき過去問
第144回の第5問(単純総合原価計算)
第142回の第5問(工程別総合原価計算)
第140回の第4問(標準原価計算)