第4問 簡単な伝票会計。静岡商店が静岡商店に商品を販売しているのは気のせい?

第4問は【伝票会計】の問題でした。
問題資料から取引を推定し、各伝票の空欄を埋めるだけの非常に簡単な問題なので、絶対に取りこぼしてはいけません。
受験生アンケートでも、約70%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。
(ア) | (イ) | (ウ) | (エ) | (オ) |
---|---|---|---|---|
300,000 | 受取手形 | 売上 | 記入なし | 仮払金 |
(1) 売上取引
※本問は、静岡商店が静岡商店に商品を販売し、静岡商店振出しの約束手形を受け取っていますが、解説作成にあたっては静岡商店が他店に商品を販売し、他店の約束手形を受け取ったと仮定して話しを進めます。
※日本商工会議所から以下のような発表がありました(2017年6月20日追記)
本年6月11日(日)に実施した標記検定試験において、3級第4問の設問文の商店名に誤記がありました。ついては、第4問(1)の採点に際しては、受験者の皆さまが不利益を被ることのないよう適切に配慮し対応しておりますので、お知らせ申しあげます。
引用:第146回簿記検定試験3級に係るお知らせ(日本商工会議所)
(借)受取手形 100,000
(借)現金 300,000
(貸)売上 400,000
(借)現金 300,000
(貸)売上 400,000
問題資料の振替伝票の金額「100,000」から、取引を現金売上と手形売上とに分解して処理する方法を採用していることが分かります。
(借)現金 300,000
(貸)売上 300,000
(貸)売上 300,000
(借)受取手形 100,000
(貸)売上 100,000
(貸)売上 100,000
(2) 交通費の精算
(借)旅費交通費 4,000
(貸)仮払金 4,000
(貸)仮払金 4,000
仮払金を旅費交通費に振り替えただけで、今回は現金のやり取りはありません。よって、出金伝票は記入なしになります。
記入なし
(借)旅費交通費 4,000
(貸)仮払金 4,000
(貸)仮払金 4,000
※移動したいページをお選びください。