第154回日商簿記3級 予想問題「簿記ナビ模試」第2問(補助簿の選択)の解説

第2問 通貨代用証券や自己振出小切手を受け取ったさいの処理を確認しましょう。

 第143回・第146回・第150回・第152回で出題されている「補助簿の選択」に関する問題です。

 問題資料から仕訳を推定したうえで、記入する補助簿を選択しましょう。本問は、通貨代用証券や自己振出小切手を受け取ったさいの処理がポイントです。

簿記ナビ模試3級の「各問題の難度」と「解答時間の目安」
準備 第1問 第2問 第3問 第4問 第5問 見直し
普通 普通 難しい 簡単 普通
5分 15分 15分 40分 5分 30分 10分

簿記3級の出題予想のご案内

 簿記検定ナビでは、2020年2月23日に行われる第154回日商簿記3級の出題予想を公開しています。

 過去の出題状況や最近の出題傾向を独自の視点で分析し、大問ごとの予想はもちろんのこと、各論点の重要ポイントや絶対に押さえておくべき過去問などもあわせてご紹介しています。

第2問(補助簿の選択)の解説

(1)仕入取引

仕訳
(借)仕入 900,000
 (貸)支払手形 350,000
 (貸)買掛金 550,000

 借方の「仕入の増加」は仕入帳に記入します。貸方の「支払手形の増加」は支払手形記入帳に、「買掛金の増加」は買掛金元帳に記入します。

 また、仕入にともない商品在庫の数量が増加するので、商品有高帳にも記入します。

(2)貸倒れ債権の回収

仕訳
(借)現金 100,000
 (貸)償却債権取立益 100,000

 前期に貸倒れ処理した売掛金を回収した場合は償却債権取立益で処理します。

 また、送金小切手を受け取っているので現金の増加として処理します。うっかり当座預金で処理しないように気をつけましょう。

  • 通貨代用証券(帳簿上は現金で処理)
    • 送金小切手
    • 郵便為替証書
    • 他人振出小切手

 借方の「現金の増加」は現金出納帳に記入します。

(3)仕入戻し

仕訳
(借)買掛金 160,000
 (貸)仕入 160,000

 仕入戻しは仕入時の逆仕訳で処理します。

 借方の「買掛金の減少」は買掛金元帳に記入します。貸方の「仕入の減少」は仕入帳に記入します。

 また、仕入戻しにともない商品在庫の数量が減少するので、商品有高帳にも記入します。

(4)売上取引

仕訳
(借)当座預金 300,000
(借)受取手形 500,000
(借)売掛金 400,000
 (貸)売上 1,200,000

 代金のうち300,000円は自己振出小切手を受け取っているので、当座預金の増加として処理します。うっかり現金で処理しないように気をつけましょう。

  • 他人振出小切手を受け取った場合:現金の増加
  • 自己振出小切手を受け取った場合:当座預金の増加(本問)
  • 他人振出小切手を受け取って、すぐに当座預金口座に預け入れた場合:当座預金の増加

 借方の「当座預金の増加」は当座預金出納帳に、「受取手形の増加」は受取手形記入帳に、「売掛金の増加」は売掛金元帳に記入します。貸方の「売上の増加」は売上帳に記入します。

 また、売上にともない商品在庫の数量が減少するので、商品有高帳にも記入します。

(5)売上戻り

仕訳
(借)売上 120,000
 (貸)売掛金 120,000

 売上戻りは売上時の逆仕訳で処理します。

 借方の「売上の減少」は売上帳に記入します。貸方の「売掛金の減少」は売掛金元帳に記入します。

 また、売上戻りにともない商品在庫の数量が増加するので、商品有高帳にも記入します。

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