簿記の効率のいい勉強法のご紹介

基礎期と直前期の勉強法について

基礎期の勉強法

少しでも速く、正確に「仕訳」を切れるように練習する

 簿記3級・簿記2級に関しては、第1問の仕訳問題はもちろんのこと、第2問以降についても仕訳の処理スピードが肝になります。また、「仕訳を制するものは簿記を制する」と言われるぐらい仕訳は重要なので、簿記検定ナビで無料配布している仕訳問題対策を使って、徹底的に反復練習するようにしてください。

 なお、仕訳対策は通勤・通学時の移動時間やお昼休みの10分~15分、その他ちょっとした細切れの時間を有効活用してください。また、就寝前に覚えた内容は就寝中に短期記憶から長期記憶に変換されると言われているので、就寝前に10分ほど時間をとって勉強するのもおすすめです。

間違いノート(まとめノート)を作って何度も目を通す

 間違いノートとは、いつも処理を間違えてしまう論点や、毎回ケアレスミスをしてしまう論点をまとめた自作教材です。税理士・会計士受験生の間では当たり前の間違いノートですが、簿記検定受験生の方で作っている方は少数だと思います。

 間違いノートを作って何回も読み込んでいくと「自分はどの部分の理解が間違っているのか」、また「どの部分に引っかかって毎回ケアレスミスをしてしまうのか」など、その論点特有のポイントを自然に意識できるようになります。

 すると、問題文を読んだときに「あっ、作問者はこの処理を引っかけようとしているな。」「ここはいつも間違えてしまうところだな。要注意!」と意識して対応できるようになるので、結果として、ケアレスミスをせずに正しい解答にたどり着けます。この作業を繰り返していくだけで、簿記の点数は飛躍的に上がるはずです。

 苦手分野の勉強は苦痛を伴うのでなかなか気乗りしないかもしれませんが、得意分野を伸ばすよりも苦手分野を克服するほうが、伸びシロがある分だけ点数の伸びも大きくなります。がんばってください!

 なお、間違いノートの内容は何度も目を通していれば自然に覚えてしまうものなので、最初から無理に覚えようとする必要はありません。最初は「ふーん、なるほどね」ぐらいのスタンスで構いません。

 その代わり、仕訳と同様、細切れの時間を有効活用して何度も何度も目を通すように心がけてください。

苦手な論点をまとめて、何度も繰り返し解く

 上にも書きましたが、日商簿記検定に短期間で合格するためには、得意な論点をいくつも作るよりも苦手な論点をできる限り作らないことが重要です。では、どうすれば苦手な論点を克服できるのでしょうか?その答えは、まとめ解きです。

 まとめ解きというのは、読んで字のごとく「ある特定の論点の問題をたくさん集めて、集中的に解きまくる」というシンプルな勉強法です。

 私は受験生時代、帳簿組織が大の苦手でいつもひどい点数を取っていたのですが、「さすがにこのままではまずい」思い、覚悟を決めて3日間くらいひたすら帳簿組織の問題を解きまくりました。

 その結果、それまでバラバラに点在していた知識が1本の線でつながり、苦手意識が無くなるどころか得意な論点のひとつになりました。

 それまでは、解き方だけをなんとなく覚えて、毎回その場しのぎの対応をしていたんですが、まとめ解きをすることによって、いつも中途半端に終わっていた理解を確実なものにすることが出来たのです。

 中途半端な知識は時間が経つにつれて忘れてしまいますが、一度きちんと習得した知識はなかなか抜けないということを実感しました。

「まとめ解き」と「知識の定着ライン」の関係
「まとめ解き」と「知識の定着ライン」の関係

 まとめ解き自体はとてつもなく地味で苦痛を伴う作業ですが、その分、効果抜群なのでぜひお試しください。なお、まとめ時に使う教材は問題の収載数の多い過去問題集がおすすめです。

直前期の勉強法

様々な論点をバランスよく解く

 直前期は市販の予想問題集を有効活用して、様々な論点をバランスよく解いてください。間違えた問題はテキストや間違いノートに戻って処理の方法を再確認しますが、その時に類似論点についても目を通しておくと知識の漏れがなくなっていいと思います。

 例えば、資本の引き出しには【引出金勘定で処理する方法】と【資本金勘定で処理する方法】の2つがありますが、どちらか片方が問われた場合でも、テキストで確認する場合にはもう片方の処理も軽く復習する、といった感じです。類似論点はセットで対比して覚えたほうが楽です。

下書きを分析する

 総合問題を解く際には必ず下書きを書きますが、「無駄な下書きをしていないか?」「帳簿組織や本支店会計、試算表作成問題など下書きを定型化できるものについて、きちんと定型化できているかどうか?」というチェックを毎回忘れずに行ってください。

 また、下書き用紙に勘定科目や金額を正確に書く必要はありません。「現金→ゲ」「当座預金→当」「売掛金→う×」「車両運搬具減価償却累計額→車るい」「500,000→500,-」というように出来る限り省略して解答時間の短縮を図りましょう。

 なお、下書きの書き方がよく分からないという方は、簿記が得意な方に下書きを見せてもらったり、過去問分析のページにアップしている私の下書きを参考にしてください。下書きの分量は少なければ少ないほどいい(時間の短縮&ケアレスミスの防止)ので、ご自身でもいろいろと工夫してください。

過去問や予想問題を解く際は、必ず時間をはかる

 過去問や予想問題を解く際には「必ず時間を計ってやること」「本試験と同じ制限時間内で解答すること」の以上2点に気をつけてください。

 計測したタイムは答案用紙または解答に記入しておき、回数を重ねるごとに短縮できているかチェックします。また、制限時間内に解き終えてしまった場合でも、気を抜かずに制限時間いっぱいまで見直しをしてください。

試験日当日・試験日前日

詳細は【試験日前日・当日マニュアル】ページで。

第144回日商簿記検定「問題・解答集」の無料配布のお知らせ
解答解説集

 資格の大原で、2016年11月20日に実施された第144回日商簿記検定3級・2級・1級の全問題と解答および解説を一冊にした「問題・解答集」の無料請求をすることが出来ます。

 この「問題・解答集」には問題・解答・解説だけでなく答案用紙も付いており、過去問対策用の教材としても使える優れモノですので、第145回以降の受験を考えていらっしゃる方もぜひ無料請求してみてください。

 下記のリンクをクリックすると、資格の大原の公式サイトにジャンプしますので、まず画面中央の「試験情報・体験記」タブをクリックしてください。

 次に、枠内の「【解答速報情報】<第144回>日商簿記11月検定(11/20)解答速報情報!」というリンクを探してクリックし、次のページにある「お申込みはこちら」という赤色のボタンをさらにクリックしてください。後は指示に従って必要事項を記入するだけで簡単に無料請求できます。

簿記教材の割引キャンペーン情報
CyberBookStore

 資格の学校TACの直販サイトでは、TAC出版の簿記教材を割引価格(定価の10%~20%オフ)&冊数に関係なく送料無料で購入することができます。

簿記検定ナビの人気コンテンツ

ページの先頭へ