第150回日商簿記検定2級・仕訳類題4(クレジット売掛金・消費税)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★★★

 商品を ¥ 648,000(消費税込み)で販売し、このうち ¥ 216,000(消費税込み)を現金で受け取り、残額をクレジット払いの条件とした。信販会社へのクレジット手数料(クレジット販売代金の4%)も販売時に計上した。なお、消費税の税率は8%とし、税抜方式で処理するが、クレジット手数料には消費税は課税されない。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 売掛金
クレジット売掛金 仮払消費税 買掛金 仮受消費税
売上 仕入 支払手数料 支払利息

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金
支払手数料
クレジット売掛金
216,000
16,000
416,000

※3
※4
売上
仮受消費税
600,000
48,000
※1
※2

※1 648,000円÷1.08=600,000円

※2 648,000円-600,000円=48,000円

※3 {(648,000円-216,000円)÷1.08}×4%=16,000円

※4 600,000円+48,000円-216,000円-16,000円=416,000円(貸借差額)

解説

 クレジット売掛金・消費税に関する問題です。

 まず、問題文の「商品を ¥ 648,000(消費税込み)で販売し」「消費税の税率は8%とし、税抜方式で処理する」から、売上高600,000円および仮受消費税48,000円を貸方に計上します。

  • 売上高(税抜き):648,000円÷1.08=600,000円
  • 仮受消費税:648,000円-600,000円=48,000円
ステップ1
 (貸)売上 600,000
 (貸)仮受消費税 48,000

 また、問題文の「このうち ¥ 216,000(消費税込み)を現金で受け取り」から、現金216,000円を借方に計上します。ここまでは特に問題ないと思います。

ステップ2
(借)現金 216,000
 (貸)売上 600,000
 (貸)仮受消費税 48,000

 さらに、信販会社へのクレジット手数料を計算しますが、問題文に「クレジット販売代金の4%」「クレジット手数料には消費税は課税されない」とあるので、売上高(税抜き)から現金売上代金(税抜き)を差し引いて求めたクレジット販売代金に4%を乗じて手数料の金額を求めましょう。

  • 売上高(税抜き):648,000円÷1.08=600,000円
  • 現金売上代金(税抜き):216,000円÷1.08=200,000円
  • クレジット販売代金:600,000円-200,000円=400,000円
  • クレジット手数料:400,000円×4%=16,000円
ステップ3
(借)現金 216,000
(借)支払手数料 16,000
 (貸)売上 600,000
 (貸)仮受消費税 48,000

 最後に、クレジット売掛金の金額を貸借差額で計算します。

ステップ4(解答仕訳)
(借)現金 216,000
(借)支払手数料 16,000
(借)クレジット売掛金 416,000
 (貸)売上 600,000
 (貸)仮受消費税 48,000

 本問は、手数料・消費税の取り扱いがややこしいため、初見で正解にたどり着くのは至難の業です。余裕のない方は後回しにしても構いません。

消費税の処理方法が税込方式の場合は?

 消費税の処理方法が税込方式の場合は、消費税分48,000円を売上に含めて処理します。参考までに仕訳をご確認ください。

参考・税込方式の場合の解答仕訳
(借)現金 216,000
(借)支払手数料 16,000
(借)クレジット売掛金 416,000
 (貸)売上 648,000

 クレジット売掛金に関する問題は、第144回の問3第146回の問1第147回の問3でも出題されているので、こちらもあわせてご確認ください。

 消費税に関する問題は、第104回の問3第117回の問3第124回の問3第132回の問3第138回の問5第141回の問4第142回の問1第143回の問5第144回の問3第146回の問5第147回の問3でも出題されています。あわせてご確認ください。



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