第149回日商簿記検定2級・仕訳類題4(株式申込証拠金)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 新たに1,000株(1株あたりの払込金額は ¥ 30,000 )を発行して増資を行うことになり、払い込まれた1,100株分の申込証拠金を別段預金に預け入れた。なお、当社では申込証拠金を資本金に充当するさいには、会社法が規定する最低額を組み入れることとしている。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 普通預金 当座預金 別段預金
仮払金 前受金 仮受金 株式申込証拠金
資本金 資本準備金 その他資本剰余金 繰越利益剰余金

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
別段預金 33,000,000 株式申込証拠金 33,000,000

解説

 株式申込証拠金に関する問題です。

 株式引受人から受け取った払込金は、株式申込証拠金として別段預金に預け入れます。あえて別段預金を使うのは、一時的に預かっている状態の「払込金」と、自由に使える「各種預金」とを区別するためです。

 なお、本問のケースでは募集株式数(1,000株)を上回る1,100株分が払い込まれていますが、募集期間中は募集株式数に関係なく払い込まれた全額を株式申込証拠金・別段預金で処理します。

払込金=1,100株×@30,000円=33,000,000円

 その後、払込期日が到来したタイミングで、1,000株分の株式申込証拠金・別段預金については適切な勘定に振り替えるとともに、募集株式数を上回る分(本問の場合は100株)については、株式引受人に返還します。

 また、問題文の「当社では申込証拠金を資本金に充当するさいには、会社法が規定する最低額を組み入れることとしている」はダミーデータです。解答にあたって、うっかり資本金・資本準備金を使わないように気をつけましょう。

 株式申込証拠金に関する問題は、第101回の問4第108回の問4第112回の問1第128回の問2第136回の問5でも出題されています。あわせてご確認ください。



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