第148回日商簿記検定2級・仕訳類題5(外貨建取引)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 先日、海外の取引先から商品100,000ドルを掛けで仕入れ、取引時の直物為替相場(1ドル= ¥ 110)で適切に処理していたが、今後、円の為替相場が下落するリスクに備えて、全額について本日の先物為替相場(1ドル= ¥ 112)で為替予約を締結した。なお、当該買掛金の円換算額と為替予約による円換算額との差額はすべて当期の損益として振当処理を行う。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 売掛金
売掛金 買掛金 前受金 売上割戻
仕入割引 仕入割戻 売上割引 為替差損益

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
為替差損益 200,000 買掛金 200,000

解説

 外貨建取引に関する問題です。

 取引発生後に為替予約を行った場合は、仕入時の直物為替相場(@110円)による買掛金の円換算額と、為替予約時の先物為替相場(@112円)による買掛金の円換算額との差額を為替差損益で処理します。

  • 仕入時の直物為替相場による買掛金の円換算額:100,000ドル×@110円=11,000,000円
  • 為替予約時の先物為替相場による買掛金の円換算額:100,000ドル×@112円=11,200,000円
    • 為替差損益:11,200,000円-11,000,000円=200,000円(※買掛金が200,000円増えた)

取引発生以前に為替予約を行っていた場合は?

 仮に、取引発生以前に為替予約を行っていた場合(※同時も含む)、為替予約時の先物為替相場により買掛金の円換算額を計算します。仕入時の直物為替相場を使わない点、また、為替差損益が発生しない点がポイントです。

 外貨建取引に関する問題は、第147回の問2でも出題されているのであわせてご確認ください。



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