第147回日商簿記検定3級・仕訳類題3(売上取引・前受金)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★★☆

 得意先レゴリス商店に商品 ¥ 880,000 を売り上げ、代金については注文時に同店から受け取っていた手付金 ¥ 200,000 と相殺し、残額を掛けとした。なお、得意先負担の発送費 ¥ 10,000 は現金で支払った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 前払金
前受金 売上 発送費 支払手数料

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
前受金
売掛金
200,000
690,000
売上
現金
880,000
10,000

解説

 売上取引・前受金に関する問題です。

 本問は【前受金に関する仕訳】【売掛金に関する仕訳】【発送費に関する仕訳】の3つに分けて考えましょう。

前受金に関する仕訳

 問題文の「代金については注文時に同店から受け取っていた手付金 ¥ 200,000 と相殺し」から、以前に手付金を受け取っていたことがわかります。

参考・手付金受取時の仕訳
(借)現金など 200,000
 (貸)前受金 200,000

 今回はこの手付金を相殺しているので、貸方に計上していた前受金を売上に振り替えます。

①前受金に関する仕訳
(借)前受金 200,000
 (貸)売上 200,000

売掛金に関する仕訳

 残額の680,000円(=880,000円-200,000円)は売掛金で処理しましょう。

②売掛金に関する仕訳
(借)売掛金 680,000
 (貸)売上 680,000

発送費に関する仕訳

 発送費を支払った場合、「当店負担」か「得意先負担」かで処理が異なります。

 当店負担の場合は、発送費などの勘定で費用処理します。一方、得意先負担の場合は立て替えて支払った形になるので、売掛金または立替金で処理します。

 本問は、問題文に「得意先負担の発送費」とあるので売掛金または立替金で処理しますが、問題で列挙されている勘定科目の中に売掛金がある(立替金がない)ので、売掛金で処理すると判断します。

③発送費に関する仕訳
(借)売掛金 10,000
 (貸)現金 10,000

 以上、①②③の仕訳をまとめると、解答仕訳になります。



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