第147回日商簿記検定2級・仕訳類題5(ソフトウェア)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 外部に開発を依頼していた社内利用目的のソフトウェア(開発費用 ¥ 1,500,000 は6回分割で銀行振込により支払済み)が完成し使用を開始したため、ソフトウェア勘定に振り替えた。なお、開発費用 ¥ 1,500,000 の中には、使用開始後にかかるシステム関係の保守費用 ¥ 200,000 が含まれていることが判明したため、適切に処理することとした。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
当座預金 ソフトウェア 貯蔵品 修繕費
前払費用 租税公課 支払手数料 ソフトウェア仮勘定
未払金 普通預金 売掛金 現金

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
ソフトウェア
前払費用
1,300,000
200,000
ソフトウェア仮勘定 1,500,000

解説

 ソフトウェアに関する問題です。

 まず、問題文の「開発費用 ¥ 1,500,000 は6回分割で銀行振込により支払済み」から、以前に以下のような仕訳を切っていたことが分かります。

 なお、ソフトウェア仮勘定はソフトウェアの(完成・引き渡し前までの)前払い分を一時的に処理する勘定です。有形固定資産の前払分を一時的に処理するさいに使う建設仮勘定と使い方は同じです。

参考・開発費用の前払時の仕訳(※6回分)
(借)ソフトウェア仮勘定 1,500,000
 (貸)普通預金など 1,500,000

 上記の仕訳を踏まえたうえで、問題文に「開発費用 ¥ 1,500,000 の中には、使用開始後にかかるシステム関係の保守費用 ¥ 200,000 が含まれている」とあるので、ソフトウェア仮勘定1,500,000円のうちの200,000円は前払費用に振り替え、残りの1,300,000円はソフトウェアに振り替えます。

 保守費用200,000円の勘定科目をどれにするか悩んだ方も多かったと思いますが、前払費用の他に適当な勘定科目がないため、消去法で前払費用を選択しましょう。

解答・ソフトウェアの使用開始時の仕訳
(借)前払費用 200,000
(借)ソフトウェア 1,300,000
 (貸)ソフトウェア仮勘定 1,500,000

 ソフトウェアに関する問題は、第144回の問1でも出題されています。あわせてご確認ください。



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