第147回日商簿記検定2級・仕訳類題3(クレジット売掛金・消費税)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★★☆

 1週間前に商品 ¥ 100,000 をクレジット払いの条件で販売し、信販会社へのクレジット手数料(商品代金の4%)も販売時に計上していたが、この商品が顧客から返品されてきたためこの取引の取消処理を行った。なお、消費税の税率は8%とし、税込方式で処理するが、クレジット手数料には消費税は課税されない。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
売上 仮払法人税等 仮払消費税 未収入金
支払手数料 クレジット売掛金 売掛金 仕入
仕入割戻 仮受消費税 買掛金 売上割戻

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
売上 108,000 クレジット売掛金
支払手数料
104,000
4,000

解説

 クレジット売掛金・消費税に関する問題です。

 本問は、以前にクレジット販売したものが返品されたさいの仕訳が問われているので、まず先にクレジット販売時の仕訳を考えましょう。

 まず、「商品 ¥ 100,000 をクレジット払いの条件で販売」「消費税の税率は8%」から、貸方の売上の金額が108,000円(=100,000円×108%)になると判断します。

 次に、「信販会社へのクレジット手数料(商品代金の4%)も販売時に計上していた」「クレジット手数料には消費税は課税されない」から、借方の支払手数料の金額が4,000円(=100,000円×4%)になると判断します。

 最後に、貸借差額104,000円(=108,000円-4,000円)をクレジット売掛金で処理します。

参考・クレジット販売時の仕訳
(借)クレジット売掛金 104,000
(借)支払手数料 4,000
 (貸)売上 108,000

 次に、取り消し処理の仕訳を考えますが、これは単に販売時の逆仕訳をするだけです。上記の仕訳の借方と貸方をひっくり返して解答しましょう。

解答・返品時の仕訳
(借)売上 108,000
 (貸)クレジット売掛金 104,000
 (貸)支払手数料 4,000

消費税の処理が税抜方式だったら?

 消費税の処理方法が税抜方式の場合は、消費税分8,000円(=100,000円×8%)を仮受消費税で処理します。

参考・クレジット販売時の仕訳
(借)クレジット売掛金 104,000
(借)支払手数料 4,000
 (貸)売上 100,000
 (貸)仮受消費税 8,000
参考・返品時の仕訳
(借)売上 100,000
(借)仮受消費税 8,000
 (貸)クレジット売掛金 104,000
 (貸)支払手数料 4,000

 クレジット売掛金に関する問題は、第144回の問3第146回の問1第150回の問4でも出題されているので、こちらもあわせてご確認ください。

 消費税に関する問題は、第104回の問3第110回の問2第117回の問3第124回の問3第132回の問3第138回の問5第141回の問4第142回の問1第143回の問5第144回の問3第146回の問5第150回の問4でも出題されています。あわせてご確認ください。



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