第146回日商簿記検定3級・仕訳類題2(固定資産の売却・未収入金)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 不要になった備品(取得原価:¥ 300,000、減価償却累計額:¥ 180,000、記帳方法:間接法)を期首に ¥ 150,000 で売却し、代金は月末に受け取ることとした。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 売掛金 未収入金
備品減価償却累計額 固定資産売却益 減価償却費 固定資産売却損

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
備品減価償却累計額
未収入金
180,000
150,000
備品
固定資産売却益
300,000
30,000

解説

 固定資産の売却・未収入金に関する問題です。

 固定資産は期首に売却する場合と、期中(または期末)に売却する場合とで処理が異なるので、まず問題がどちらに該当するのか確認しましょう。


期首に固定資産を売却する場合

 当期の減価償却費はゼロなので、取得原価から期首備品減価償却累計額を差し引いて売却時の帳簿価額を計算し、さらに売却価額との差額で売却損益を計算します。

売却時の帳簿価額=取得原価-期首備品減価償却累計額

期中(または期末)に固定資産を売却する場合

 当期の減価償却の処理に関する指示が入るので、それに従って当期の減価償却費を(月割で)計算します。そのうえで、取得原価から期首備品減価償却累計額&当期の減価償却費を差し引いて売却時の帳簿価額を計算し、さらに売却価額との差額で売却損益を計算します。

売却時の帳簿価額=取得原価-期首備品減価償却累計額-当期の減価償却費


 本問は、問題文の「期首に ¥ 150,000 で売却し」から期首に売却したことが分かるので、まずは取得原価から減価償却累計額を差し引いて売却時の帳簿価額を計算します。

取得原価300,000円-期首備品減価償却累計額180,000円=売却時の帳簿価額120,000円

 次に、売却時の帳簿価額と売却価額との差額で売却損益を計算します。なお、売却価額150,000円は商品売買以外の取引で発生した債権なので、売掛金ではなく未収入金で処理します。

  • 売却時の帳簿価額=120,000円
  • 売却価額=150,000円
  • 差額=30,000円(帳簿価額<売却価額…売却益
解答仕訳
(借)備品減価償却累計額 180,000
(借)未収入金 150,000
 (貸)備品 300,000
 (貸)固定資産売却益 30,000

 固定資産の売却に関する問題は、第102回の問2第105回の問2第108回の問1第115回の問4第119回の問5第120回の問3第122回の問5第132回の問2第134回の問1第135回の問3第136回の問2第137回の問3第138回の問2第142回の問1第149回の問5でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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