第145回日商簿記検定2級・仕訳類題5(本支店会計)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★★★

 決算にあたり、本店は支店より「当期純損失 ¥ 200,000 を計上した」との連絡を受けた。なお、当社は支店独立会計制度を導入しているが、支店側の仕訳を答える必要はない。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 支店
本店 資本金 利益準備金 資本準備金
その他資本剰余金 雑損 雑益 損益

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
損益 200,000 支店 200,000

解説

 本支店会計に関する問題です。

 今回は本店の仕訳のみが問われていますが、本店と支店の仕訳は必ず対応しているので、本問のように難度が高い場合は本店・支店両方の決算振替仕訳から解答仕訳を考えましょう。

 まずは、支店の決算振替仕訳からです。問題文に「当期純損失 ¥ 200,000 を計上した」とあるので、仮に諸収益の金額が300,000円、諸費用の金額が500,000円であったとすると、以下のような仕訳になります。

支店の決算振替仕訳1
(借)諸収益 300,000
 (貸)損益 300,000
(借)損益 500,000
 (貸)諸費用 500,000

 次に、上記の仕訳で残った損益を…いつもであれば繰越利益剰余金に振り替えますが、支店には純資産の勘定がありません(代わりに本店勘定があります)ので、借方残200,000円の損益を本店勘定に振り替えます。

支店の決算振替仕訳2
(借)本店 200,000
 (貸)損益 200,000

 次に、本店の決算振替仕訳を考えます。諸収益・諸費用を損益に振り替えるのは同じです。

本店の決算振替仕訳1
(借)諸収益 ×××
 (貸)損益 ×××
(借)損益 ×××
 (貸)諸費用 ×××

 諸収益・諸費用を損益に振り替えたら、このタイミングで支店の損益を受け入れます。支店の仕訳の借方が「本店」なので、本店の仕訳の貸方に「支店」が入ります。

本店の決算振替仕訳2(解答仕訳)
(借)損益 200,000
 (貸)支店 200,000

 本支店会計に関する問題は、第107回の問5第116回の問3第121回の問1第126回の問5第137回の問1第140回の問2第142回の問5第151回の問1でも出題されています。あわせてご確認ください。



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