第144回日商簿記検定3級・仕訳類題4(債権の貸倒れ)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★★☆

 得意先が倒産し、当期に発生した売掛金 ¥ 1,000,000 のうち ¥ 400,000 は、かねて注文を受けたさいに受け取っていた手付金を相殺し、残額は貸倒れとして処理した。なお、貸倒引当金の残高が ¥ 250,000 あった。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 普通預金 当座預金 売掛金
未収入金 前受金 貸倒損失 貸倒引当金

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
前受金
貸倒損失
400,000
600,000
売掛金 1,000,000

解説

 債権の貸倒れに関する問題です。

 貸倒れた売掛金1,000,000円のうち400,000円については、かねて注文を受けたさいに受け取っていた手付金と相殺しているので、前受金で処理します。

 仕訳をパッとイメージできない方は、手付金受取時の仕訳を先に考えてみましょう。

参考・手付金受取時の仕訳
(借)現金など 400,000
 (貸)前受金 400,000
解答仕訳①
(借)前受金 400,000
 (貸)売掛金 400,000

 残額の600,000円については、問題文に「残額は貸倒れとして処理した」とあるので、指示に従って貸倒損失で処理しましょう。

 なお、今回貸倒れた売掛金は当期に発生したものなので、貸倒引当金を取り崩すことはできません。問題文の「貸倒引当金の残高が ¥ 250,000 あった」はダミーデータなので、うっかり貸倒引当金を取り崩さないように気をつけてください。

解答仕訳②
(借)貸倒損失 600,000
 (貸)売掛金 600,000

 以上、①②の仕訳をまとめると解答仕訳になります。

 債権の貸倒れに関する問題は、第101回の問2第109回の問1第116回の問4第120回の問5第128回の問2第139回の問5第146回の問4第149回の問3でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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