第144回日商簿記検定2級・仕訳類題1(ソフトウェア)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★★☆

 社内利用目的のソフトウェアの開発を外部に依頼し、5回均等分割支払いの条件で契約総額 ¥ 10,000,000 の全額を未払い計上し、4回分をすでに支払っていた。本日、このソフトウェアの製作が完成し使用を開始したため、ソフトウェアの勘定に振り替えるとともに、最終回(5回目)の支払いを当座預金から行った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
当座預金 普通預金 ソフトウェア 貯蔵品
支払手数料 租税公課 未収入金 建設仮勘定
ソフトウェア仮勘定 未払金 買掛金 現金

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
ソフトウェア
未払金
10,000,000
2,000,000 ※1
ソフトウェア仮勘定
当座預金
10,000,000
2,000,000

※1 10,000,000円÷5回=2,000,000円

解説

 ソフトウェアに関する問題です。

 問題文の「社内利用目的のソフトウェアの開発を外部に依頼し、5回均等分割支払いの条件で契約総額 ¥ 10,000,000 の全額を未払い計上し、4回分をすでに支払っていた」から、以前に以下のような仕訳を切っていたことが分かります。

参考1・契約時の仕訳
(借)ソフトウェア仮勘定 10,000,000
 (貸)未払金 10,000,000
参考2・1回目の支払時の仕訳
(借)未払金 2,000,000 ※2
 (貸)当座預金など 2,000,000
参考3・2回目の支払時の仕訳
(借)未払金 2,000,000 ※2
 (貸)当座預金など 2,000,000
参考4・3回目の支払時の仕訳
(借)未払金 2,000,000 ※2
 (貸)当座預金など 2,000,000
参考5・4回目の支払時の仕訳
(借)未払金 2,000,000 ※2
 (貸)当座預金など 2,000,000

※2 10,000,000円÷5回=2,000,000円

 参考1の仕訳に出てくるソフトウェア仮勘定はあまり見かけない勘定ですが、考え方・使い方は建設仮勘定と同じです。作っている間は仮勘定で処理しておいて、完成後に使い始めたタイミングでソフトウェアに振り替えます。

 上記の参考仕訳を踏まえたうえで、解答仕訳を考えましょう。使用開始にともない、ソフトウェア仮勘定をソフトウェアに振り替えるとともに、未払金の残額2,000,000円を当座預金で支払います。

 ソフトウェアに関する問題は、第147回の問5でも出題されています。あわせてご確認ください。



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