第143回日商簿記検定2級・仕訳類題3(設立時の新株発行)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 会社の設立にあたり、発行可能株式総数10,000株のうち3,000株を1株あたり ¥ 10,000 で発行し、その全額の引き受け・払い込みを受け、払込金は普通預金とした。なお、払込金の7割の金額を資本金とすることとした。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 未払配当金
資本金 資本準備金 利益準備金 新築積立金
繰越利益剰余金 売上 仕入 創立費

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
普通預金 30,000,000 資本金
資本準備金
21,000,000
9,000,000

解説

 設立時の新株発行に関する問題です。

 資本金組入額に関しては、過去に出題された類似問題では「会社法の定める最低限の金額を資本金に組み入れた」のような指示が入ることが多く、この場合は払込金の半分を資本金で、もう半分を資本準備金で機械的に処理すればOKでした。

 ただ、本問の場合は「払込金の7割の金額を資本金とすることとした」という指示があるので、払込金のうちの7割を資本金で、残りの3割を資本準備金で処理します。

払込金=3,000株×@10,000円=30,000,000円

  • 払込金の7割:21,000,000円(=30,000,000円×70%)→資本金で処理
  • 払込金の3割:9,000,000円(=30,000,000円×30%)→資本準備金で処理

 過去に出題されたことのない按分形式(7:3)だったので一瞬、手が止まったかもしれませんが、計算自体は非常に簡単なので確実に点数を取りたい問題です。

 新株発行に関する問題は、第114回の問1第120回の問2第122回の問1第127回の問1第130回の問4第131回の問4第133回の問4第137回の問4第140回の問1第146回の問4でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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