第142回日商簿記検定3級・仕訳類題4(有価証券の売却・未収入金)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★★★

 当期首に購入した中京ベースボール株式会社の普通株式500株(取得原価:¥ 505,000 )を、1株あたり ¥ 1,000 ですべて売却した。なお、売買手数料 ¥ 3,000 を差し引いた手取額は、4営業日後に当座預金口座に振り込まれる予定である。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
当座預金 有価証券 未収入金 未払金
有価証券売却益 支払利息 有価証券売却損 雑損

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
未収入金
有価証券売却損
497,000
8,000
有価証券 505,000

解説

 有価証券の売却・未収入金に関する問題です。

 まずは、売買手数料を考慮せずに「帳簿価額」と「売却価額」との差額を売却損益で処理しましょう。

  • 帳簿価額:505,000円
  • 売却価額:500株×@1,000円=500,000円
  • 貸借差額:505,000円-500,000円=5,000円(帳簿価額>売却価額→売却

 なお、売却代金はまだ受け取っていないので、未収入金で処理します。

解答①
(借)未収入金 500,000
(借)有価証券売却損 5,000
 (貸)有価証券 505,000

 次に、売買手数料3,000円の処理を考えましょう。

 売却に発生する手数料は通常、支払手数料などの勘定で費用処理しますが、本問は問題で列挙されている勘定科目の中に支払手数料がないので、売却損益に含めて処理すると判断しましょう。

  • 有価証券売却に手数料が発生した場合の処理
    • 原則:支払手数料などで費用処理する
    • 例外:売却損益に含めて処理する
解答②
(借)有価証券売却損 3,000
 (貸)未収入金 3,000

 以上、①②の仕訳をまとめると解答になります。

 有価証券の売却に関する問題は、第102回の問5第110回の問1第116回の問5第118回の問1第123回の問4第126回の問4第131回の問1第147回の問5でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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