第140回日商簿記検定3級・仕訳類題2(旅費交通費)

仕訳問題(類題)

重要度:★☆☆ 難度:★☆☆

 営業活動時に利用する公共交通機関共通乗車カードに現金 ¥ 10,000 を入金し、領収証を受け取った。なお、当店はカード入金時に全額費用に計上する方法を用いている。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 立替金
未払金 給料 旅費交通費 租税公課

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
旅費交通費 10,000 現金 10,000

解説

 旅費交通費に関する問題です。「公共交通機関共通乗車カード」はスイカやパスモなどのICカードをイメージしていただくと分かりやすいと思います。

 本問は、問題文に「当店はカード入金時に全額費用に計上する方法を用いている」とあるので、旅費交通費勘定で処理します。

解答・入金時の仕訳
(借)旅費交通費 10,000
 (貸)現金 10,000

 なお、本問では問われていませんが、期中に公共交通機関共通乗車カードを利用した場合、どんな仕訳になるでしょうか。

 本問のように入金時に費用処理している場合、利用した時点でまた費用処理してしまうと二重計上になるので、「仕訳なし」が正解です。

参考・交通費として5,000円利用した場合の仕訳
仕訳なし

 また、スイカやパスモは公共交通機関の運賃支払い以外にもいろいろ使えますが、例えば、公共交通機関共通乗車カードで業務に必要な文房具を購入した場合、どんな仕訳になるでしょうか。

 この場合は、入金時に計上した旅費交通費勘定を事務用消耗品費勘定等の適切な勘定科目に振り替えます。参考までに仕訳をご確認ください。

参考・1,000円の文房具を購入した場合の仕訳
(借)事務用消耗品費 1,000
 (貸)旅費交通費 1,000

 さらに、決算日において入金した一部が未使用のまま残っている場合は、決算整理仕訳で貯蔵品勘定等の適切な勘定科目に振り替えます。

 仕訳の考え方は「消耗品費・消耗品」と同じです。期中に消耗品費勘定で費用処理した場合は、期末に未費消分を消耗品勘定に振り替えますよね。参考までに仕訳をご確認ください。

参考・残額が4,000円の場合の決算整理仕訳
(借)貯蔵品 4,000
 (貸)旅費交通費 4,000


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