第139回日商簿記検定2級・仕訳類題4(固定資産の修繕)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 保有する機械装置について定期修繕を実施し、修繕費用 ¥ 9,000,000 が当座預金から支払われた。この修繕については、前期までに引当金 ¥ 8,000,000 が設定されていた。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 未収入金
未払金 修繕引当金 機械装置 建設仮勘定
建物減価償却累計額 減価償却費 修繕費 租税公課

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
修繕引当金
修繕費
8,000,000
1,000,000
当座預金 9,000,000

解説

 固定資産の修繕に関する問題です。

 修繕に関する問題は、支出した費用を「収益的支出」と「資本的支出」に分けて処理しましょう。

  • 収益的支出:定期修繕など固定資産の諸機能を維持するための支出 → 修繕費・修繕引当金で処理
  • 資本的支出:耐用年数を延長させたり、その価値を高めるような支出 → 固定資産の増加として処理

 本問は、問題文の「保有する機械装置について定期修繕を実施し、修繕費用 ¥ 9,000,000 が当座預金から支払われた」から、この9,000,000円が収益的支出であることが分かります。

 また、問題文の「この修繕については、前期までに引当金 ¥ 8,000,000 が設定されていた」から8,000,000円の修繕引当金が設定されていることが分かります。

 よって、9,000,000円のうち8,000,000円については修繕引当金を取り崩して処理し、残額の1,000,000円については修繕費で費用処理します。

解答・収益的支出
(借)修繕引当金 8,000,000
(借)修繕費 1,000,000
 (貸)当座預金 9,000,000

 なお、本問は資本的支出は発生していないので、上の収益的支出の仕訳がそのまま解答仕訳になります。

 固定資産の修繕に関する問題は、第100回の問1第102回の問4第110回の問1第111回の問5第115回の問3第119回の問2第123回の問5第124回の問1第132回の問1第137回の問3第139回の問1第141回の問2第147回の問1第149回の問3でも出題されているので、あわせてご確認ください。



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