第138回日商簿記検定2級・仕訳類題2(不渡手形)

仕訳問題(類題)

重要度:★★☆ 難度:★☆☆

 かねて得意先・田口腹黒商会より裏書譲渡されていた約束手形 ¥ 180,000 が不渡りとなったので、得意先に対して手形代金の償還請求を行った。なお、償還請求にともなう諸費用 ¥ 3,000 は小切手を振り出して支払った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 受取手形 不渡手形
未決算 支払手形 買掛金 売上
仕入 修繕費 租税公課 支払手数料

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
不渡手形 183,000 受取手形
当座預金
180,000
3,000

解説

 不渡手形に関する問題です。保有していた他店振出の約束手形が不渡りとなった場合、受取手形勘定を不渡手形勘定に振り替えます。このさい、償還請求に要した費用(本問は3,000円)も不渡手形勘定に含めて処理する点に気をつけてください。

 本問が理解できたら下の類題3問も確認しておいてください。

類題1…償還請求の結果、不渡手形勘定に計上した全額を現金で回収できた場合

(借)現金 183,000
 (貸)不渡手形 183,000

類題2…償還請求の結果、150,000円を現金で回収できた場合(貸倒引当金は50,000円)

 貸倒引当金の残高が50,000円だった場合、貸倒引当金を取り崩して処理します。

(借)現金 150,000
(借)貸倒引当金 33,000
 (貸)不渡手形 183,000

類題3…償還請求の結果、100,000円を現金で回収できた場合(貸倒引当金は50,000円)

 貸倒引当金の残高が50,000円だった場合、貸倒引当金を取り崩したうえで足りない分の33,000円については貸倒損失勘定で処理します。

(借)現金 100,000
(借)貸倒引当金 50,000
(借)貸倒損失 33,000
 (貸)不渡手形 183,000

 不渡手形に関する問題は、第117回の問1第123回の問2第128回の問5第130回の問2第133回の問5第142回の問3でも出題されているので、あわせてご確認ください。本問は、第130回の問2とほとんど同じ問題です。



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