第130回日商簿記検定3級・仕訳類題2(仕入取引・前払金)

仕訳問題(類題)

重要度:★★★ 難度:★☆☆

 村松商店から商品 ¥ 200,000 を仕入れ、代金のうち ¥ 120,000 については同商店にあらかじめ支払っていた手付金を充当し、残額については小切手を振り出して支払った。

勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選びなさい。
現金 当座預金 前払金 仮払金
買掛金 未払金 前受金 仕入

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入 200,000 前払金
当座預金
120,000
80,000

解説

 仕入取引に関する問題です。この問題は【前払金に関する仕訳】【当座に関する仕訳】に分けて考えると分かりやすいです。

前払金に関する仕訳

 問題文に「代金のうち ¥ 120,000 については同商店にあらかじめ支払っていた手付金を充当し」とあるので、手付金支払時の仕訳を考えたうえで解答を導き出すと分かりやすいです。

手付金支払時の仕訳(既に切られた仕訳)
(借)前払金 120,000
 (貸)現金など 120,000
解答すべき仕訳…①
(借)仕入 120,000
 (貸)前払金 120,000

 ここで注意していただきたいのは、前払金勘定と仮払金勘定の違いについてです。前払金というのは、手付金や前金などなんのためのお金かはっきりしている状態で支払う場合に計上する勘定です。

 一方、仮払金というのは、なんのためのお金か決まっていないが、とりあえず先に支払う場合に計上する勘定です。

 例えば…出張時の仮払いを想像してください。このお金は宿泊費として使われるのか、交際費として使われるのか渡した時点では分かりませんよね。そこで、お金を渡した時点では仮払金勘定で一時的に処理しておきます。

 本問の場合、問題文に「代金のうち ¥ 120,000 については同商店にあらかじめ支払っていた手付金を充当し」とあり、なんのためのお金かはっきりしている状態で支払っていますから、前払金勘定で処理します。

当座に関する仕訳

 問題文に「残額については小切手を振り出して支払った」とあるので、通常の当座仕入の仕訳をするだけです。

(借)仕入 80,000
 (貸)当座預金 80,000

 上記の①②の仕訳をまとめると解答の仕訳になりますが、本問は絶対に落としてはいけない部類の問題になります。ケアレスミスに気をつけて解答してください。



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